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教皇の意向:子を失った親 (11月)

復活節第七金曜日

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Tiếng Việt

集会祈願

永遠の父よ、あなたは、御子キリストの昇天の後、約束された聖霊を送って、永遠のいのちの門を開いてくださいました。このい偉大な神秘にぁずかる わたしたちが、信仰を深め、心をこめてあなたに仕えることができますように。聖霊の交わりの中で、あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。

???? 第一朗読 (使徒25:13-21)

使徒たちの宣教

 〔その日、〕アグリッパ王とベルニケが、フェストゥスに敬意を表するためにカイサリアに来た。 14彼らが幾日もそこに滞在していたので、フェストゥスはパウロの件を王に持ち出して言った。「ここに、フェリクスが囚人として残していった男がいます。 15わたしがエルサレムに行ったときに、祭司長たちやユダヤ人の長老たちがこの男を訴え出て、有罪の判決を下すように要求したのです。 16わたしは彼らに答えました。『被告が告発されたことについて、原告の面前で弁明する機会も与えられず、引き渡されるのはローマ人の慣習ではない』と。 17それで、彼らが連れ立って当地へ来ましたから、わたしはすぐにその翌日、裁判の席に着き、その男を出廷させるように命令しました。 18告発者たちは立ち上がりましたが、彼について、わたしが予想していたような罪状は何一つ指摘できませんでした。 19パウロと言い争っている問題は、彼ら自身の宗教に関することと、死んでしまったイエスとかいう者のことです。このイエスが生きていると、パウロは主張しているのです。 20わたしは、これらのことの調査の方法が分からなかったので、『エルサレムへ行き、そこでこれらの件に関して裁判を受けたくはないか』と言いました。 21しかしパウロは、皇帝陛下の判決を受けるときまで、ここにとどめておいてほしいと願い出ましたので、皇帝のもとに護送するまで、彼をとどめておくように命令しました。」

???? 答唱詩編 詩編103 典93④⑦

心を尽くして神をたたえ、
  すべての恵みを心に留めよう。

天が地より高いように、
いつくしみは神をおそれる人の上にある。
東と西が果てしなく遠いように、
神はわたしたちを罪から引き離される。 【答】

神の使いよ、神をたたえよ。
みことばを聞き、これを行う者よ、
神をたたえよ。
天にあるものよ、神をたたえよ。
み旨を行うしもべたちよ、神をたたえよ。 【答】

アレルヤ唱

アレルヤ、アレルヤ。聖霊は、あなたがたにすべてを教え、話したことをわからせてくださる。アレルヤ、アレルヤ。

???? 福音朗読 (ヨハネ21:15-19)

ヨハネによる福音

 〔イエスは、弟子たちにご自身を現わされ、食事を共にされた。〕15食事が終わると、イエスはシモン・ペトロに、「ヨハネの子シモン、この人たち以上にわたしを愛しているか」と言われた。ペトロが、「はい、主よ、わたしがあなたを愛していることは、あなたがご存じです」と言うと、イエスは、「わたしの小羊を飼いなさい」と言われた。 16二度目にイエスは言われた。「ヨハネの子シモン、わたしを愛しているか。」ペトロが、「はい、主よ、わたしがあなたを愛していることは、あなたがご存じです」と言うと、イエスは、「わたしの羊の世話をしなさい」と言われた。 17三度目にイエスは言われた。「ヨハネの子シモン、わたしを愛しているか。」ペトロは、イエスが三度目も、「わたしを愛しているか」と言われたので、悲しくなった。そして言った。「主よ、あなたは何もかもご存じです。わたしがあなたを愛していることを、あなたはよく知っておられます。」イエスは言われた。「わたしの羊を飼いなさい。 18はっきり言っておく。あなたは、若いときは、自分で帯を締めて、行きたいところへ行っていた。しかし、年をとると、両手を伸ばして、他の人に帯を締められ、行きたくないところへ連れて行かれる。」 19ペトロがどのような死に方で、神の栄光を現すようになるかを示そうとして、イエスはこう言われたのである。このように話してから、ペトロに、「わたしに従いなさい」と言われた。

奉納祈願

いつくしみ深い父よ、このささげものをみ旨にかなうものとして受け入れ、聖霊を送って、わたしたちの心を清めてください。わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。

拝領祈願

神よ、あなたはとうとい秘跡によって私たちを養い、罪のゆるしを与えてくださいます。この食卓にあずかったわたしたちが、永遠のいのちに生きる者となりますように。わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。

???? 分かち合い

 今日読まれた福音個所はヨハネ福音書の最後の言葉です。復活された主イエスと出会った場面が描かれています。復活された主イエスが弟子たちに現わされ、弟子たちの代表とするペトロに愛することをお尋ねになりました。ペトロに向かって、あなたはわたしを愛しているかという同じ質問を三回もお聞きになりました。

 しかし、ペトロは、「はい、主よ、わたしはあなたを愛しています」と答えたのではありません。それの代わりに「わたしがあなたを愛していることは、あなたがご存じです」と言いました。三度とも、そのように答えていました。実は、主イエスが捕まえられる前に、ペトロは、「わたしは主イエスを愛しています。だからたとえ死んでも主イエスに従っていきます」と()ましく言っていました。でも、主イエスが()まえられて死の恐怖(迫って()来た時には、そんな勇気はどこにあるか、こそこそと逃げ出し、結局「そんな人は知らない」と言ってしまいました。だからもう、「わたしはあなたを愛しています」ということが言えないのです。自分が持っている愛の思いがいかに(りない、不確かなものかをペトロは思い知ったのです。という意味で、今、復活して下さった主イエスと出会って、「わたしを愛しているか」と問われた時、彼は、「わたしがあなたを愛していることは、あなたがご存じです」と答えることになったのです。

 しばしば私たちの気持ちはとても不確かで、ふらふらしてしまう、弱いものでしかないということがあります。そのとき、主イエスは、その弱い、罪深い私たちのことをよくご存じで、その私たちを赦して下さり、愛して下さっています。その主イエスの愛の中で、私たちはもう一度、主イエスを愛することができる、主イエスに従っていくことができるのです。私たちの力によってではなくて、私たちのことをすべてご存じである主イエスによってそれができる、ということにペトロのように気付かされる時があったでしょう。

 今日の福音書を読んでみますと、主イエスが私たちを愛してくださったことと私たちが主イエスをどのぐらい愛しているのか、そしてまた主イエスの愛によって、私たちは互いにどのぐらい愛し合うのかということを改めて見直す機会が与えられたではないかと思います。

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 司牧に必要なこと、それは主イエスを愛する愛です。主イエスはペトロに対して、「あなたはわたしを信じているか」を聞かないで、「あなたはわたしを愛しているか」と問いかけています。

 主イエスは私たちが豊かに生きるためにご自分の命を捧げ、十字架に掛かって死んで下さいました。そして、復活されて、天に上り、聖霊を私たちに送ってくださいます。私たちはこれらの出来事を信じています。この信仰は決定的に大事なことです。しかし、信じていることと愛していることは別物にもなります。信じてはいても愛してはいない、そういうことがあるでしょう。信じているから安心です。それはそれで結構です。それは信仰が与えてくれる一つの賜物です。

 ところが、たとえば夫が妻を信じていることは夫婦生活にとって大事です。人格を信じている、愛を信じているからです。それはよいことでしょう。でも、信じてはいても夫が妻を愛していないとすれば、妻にとって、夫の信頼とは何を意味するのでしょうか。生きる喜びを生み出すものなのでしょうか。そんなことはないと思います。すなわち、信じることと愛することは深い関係があるのです。愛が伴わない信頼とは、空しいものです。親子でも恋人でも友人でも同じことです。

 さらに、人間関係において最も大きな問題は、信頼よりも愛です。愛していなければ、信じていても何の意味もありません。そういうことが、最も深い人間関係においてはあるのではないでしょうか。そして、愛というのは、結局、常に共に生きていたいということだと思います。どんな時も共にいたい。一緒にいたい。永遠に交わりをもっていたいです。そういう熱烈な思いです。たとえ、信頼が裏切られる様なことがあったとしても、愛があるなら、その傷を乗り越えていくものです。愛がなければ、裏切りはすなわち、破局をもたらします。

 主イエスはいつも私たちを信じて、常に私たち「を愛して、この上なく愛し抜かれ」ました。(ヨハネ13:1参照)。この偉大な恵みに対して、私たちも信頼をもって主イエスを愛すること、また、働きの場でお互いに信頼をもって他者を愛すること、これらは人間にとって非常に大事なものではないかと思います。このように愛することができますように慈しみ深い神に願い求めましょう。

???? 祈り

聖霊来てください

聖霊来てください。あなたの光の輝きで、
わたしたちを照らしてください。

貧しい人の父、心の光、証の力を注ぐ方。
やさしい心の友、さわやかな憩い、ゆるぐことのないよりどころ。
苦しむ時の励まし、暑さの安らい、憂いの時の慰め。
恵み溢れる光、信じる者の心を満たす光よ。

あなたの助けがなければ、すべてははかなく消えてゆき、
だれも清く生きてはゆけない。

汚れたものを清め、すさみをうるおし、受けた痛手をいやす方。
固い心を和らげ、冷たさを温め、乱れた心を正す方。

あなたのことばを信じてより頼む者に、尊い力を授ける方。
あなたはわたしの支え、恵みの力で、救いの道を歩み続け、
終わりなく喜ぶことができますように。
アーメン。

「聖霊の続唱」(カトリック中央協議会)

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御言葉の典礼を読み続く🌸

聖書の本文は日本聖書協会発行の「新共同訳聖書」を使用しております。
どうぞよろしくお願い致します。

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