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教皇の意向:子を失った親 (11月)

待降節第一月曜日(12/4)

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「わたしが行って、いやしてあげよう」

マタイ8:7
集会祈願

🌸 第一朗読 (イザヤ2.1-5)

1アモツの子イザヤが、ユダとエルサレムについて幻に見たこと。
2終わりの日に
主の神殿の山は、山々の頭として堅く立ち
どの峰よりも高くそびえる。
国々はこぞって大河のようにそこに向かい
3多くの民が来て言う。
「主の山に登り、ヤコブの神の家に行こう。
主はわたしたちに道を示される。
わたしたちはその道を歩もう」と。
主の教えはシオンから
御言葉はエルサレムから出る。
4主は国々の争いを裁き、多くの民を戒められる。
彼らは剣を打ち直して鋤とし
槍を打ち直して鎌とする。
国は国に向かって剣を上げず
もはや戦うことを学ばない。
5ヤコブの家よ、主の光の中を歩もう。

🌸 答唱詩編 詩編122 典163 ①②

アレルヤ唱 典255 ①

🌸 福音朗読 (マタイ8.5-11)

マタイによる福音

 5〔そのとき、〕イエスがカファルナウムに入られると、一人の百人隊長が近づいて来て懇願し、 6「主よ、わたしの僕が中風で家に寝込んで、ひどく苦しんでいます」と言った。 7そこでイエスは、「わたしが行って、いやしてあげよう」と言われた。 8すると、百人隊長は答えた。「主よ、わたしはあなたを自分の屋根の下にお迎えできるような者ではありません。ただ、ひと言おっしゃってください。そうすれば、わたしの僕はいやされます。 9わたしも権威の下にある者ですが、わたしの下には兵隊がおり、一人に『行け』と言えば行きますし、他の一人に『来い』と言えば来ます。また、部下に『これをしろ』と言えば、そのとおりにします。」 10イエスはこれを聞いて感心し、従っていた人々に言われた。「はっきり言っておく。イスラエルの中でさえ、わたしはこれほどの信仰を見たことがない。 11言っておくが、いつか、東や西から大勢の人が来て、天の国でアブラハム、イサク、ヤコブと共に宴会の席に着く。

奉納祈願

拝領祈願

祈る花:Inoruhana
祈る花:Inoruhana

🌸 分かち合い

 昨日から、教会では、新しい年が始まり、クリスマスを迎える準備の期間―待降節に入りました。今日の聖書朗読は、イエスの誕生に先立つ、もっと昔の時代、イスラエルが大国の支配下に置かれ、様々な苦しみを経験した紀元前8世紀ごろに活躍した預言者の言葉を紹介します。預言者イザヤは、幻の中で、大国のもとで呻吟する祖国、ユダに天上からの光が注がれ、多くの国々の民が集まってくるのを見ます。
 そして言います、終わりの日、「主は国々の争いを裁き、多くの民を戒められる。彼らは剣を打ち直して鋤とし、槍を打ち直して鎌とする。国は国に向かって剣を上げず、もはや戦うことを学ばない」と。
 こうした理想的な状況はまだ実現されていません。しかし、マタイの福音では、それが、一部実現始めたことを伝えてくれます。それは、当時、イスラエルを支配下に置いたローマの軍隊指導者―「百夫長」が、頼りにしていた部下が中風で家に寝込んでいるため、イエスのもとに使いを送って癒しを願う話です。彼は、自分に委ねられた武器も、権力もすべて無力であることを悟り、イエスのもとに来て、懇願します。「主よ、わたしはあなたを自分の屋根の下にお迎えできるような者ではありません。ただ、ひと言おっしゃってください。そうすれば、わたしの僕はいやされます」と。
 わたしたちの救いが、人間の力を遥かに超えたところにあることを悟り、へりくだりの心をもってそれに従う恵みを祈り求めましょう。(S.T.)

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御言葉の典礼を読み続く🌸

聖書の本文は日本聖書協会発行の「新共同訳聖書」を使用しております。
どうぞよろしくお願い致します。

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