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教皇の意向:希望の巡礼者 (12月)

年間第十九水曜日(8/16)

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わたしの名によって集まるところには、

マタイ18:20
集会祈願

🌸 第一朗読 (申命記34.1-12) 

 1〔その日、〕モーセはモアブの平野からネボ山、すなわちエリコの向かいにあるピスガの山頂に登った。主はモーセに、すべての土地が見渡せるようにされた。ギレアドからダンまで、 2ナフタリの全土、エフライムとマナセの領土、西の海に至るユダの全土、 3ネゲブおよびなつめやしの茂る町エリコの谷からツォアルまでである。 4主はモーセに言われた。
 「これがあなたの子孫に与えるとわたしがアブラハム、イサク、ヤコブに誓った土地である。わたしはあなたがそれを自分の目で見るようにした。あなたはしかし、そこに渡って行くことはできない。」
 5主の僕モーセは、主の命令によってモアブの地で死んだ。 6主は、モーセをベト・ペオルの近くのモアブの地にある谷に葬られたが、今日に至るまで、だれも彼が葬られた場所を知らない。 7モーセは死んだとき百二十歳であったが、目はかすまず、活力もうせてはいなかった。 8イスラエルの人々はモアブの平野で三十日の間、モーセを悼んで泣き、モーセのために喪に服して、その期間は終わった。
 9ヌンの子ヨシュアは知恵の霊に満ちていた。モーセが彼の上に手を置いたからである。イスラエルの人々は彼に聞き従い、主がモーセに命じられたとおり行った。
 10イスラエルには、再びモーセのような預言者は現れなかった。主が顔と顔を合わせて彼を選び出されたのは、 11彼をエジプトの国に遣わして、ファラオとそのすべての家臣および全土に対してあらゆるしるしと奇跡を行わせるためであり、 12また、モーセが全イスラエルの目の前で、あらゆる力ある業とあらゆる大いなる恐るべき出来事を示すためであった。

🌸 答唱詩編 詩編66 典45 ②⑦

アレルヤ唱 典270 ㊾

🌸 福音朗読 (マタイ18.15-20)

マタイによる福音

 15〔その時、イエスは弟子たちに言われた。〕「兄弟があなたに対して罪を犯したなら、行って二人だけのところで忠告しなさい。言うことを聞き入れたら、兄弟を得たことになる。 16聞き入れなければ、ほかに一人か二人、一緒に連れて行きなさい。すべてのことが、二人または三人の証人の口によって確定されるようになるためである。 17それでも聞き入れなければ、教会に申し出なさい。教会の言うことも聞き入れないなら、その人を異邦人か徴税人と同様に見なしなさい。
 18はっきり言っておく。あなたがたが地上でつなぐことは、天上でもつながれ、あなたがたが地上で解くことは、天上でも解かれる。 19また、はっきり言っておくが、どんな願い事であれ、あなたがたのうち二人が地上で心を一つにして求めるなら、わたしの天の父はそれをかなえてくださる。 20二人または三人がわたしの名によって集まるところには、わたしもその中にいるのである。」

奉納祈願

拝領祈願

祈る花:Inoruhana
祈る花:Inoruhana

🌸 分かち合い

 12,3世紀に生きた聖クララについて触れる時、彼女が尊敬してやまなかったアシジの聖フランシスコに触れないわけにはゆかない。フランシスコは、彼に与えられていた富と、戦いを通して得ることを期待していた栄誉の一切を、キリストのために投げ出し、貧しい僕としての道を歩みだしていた。その姿に共感を覚えたクララも、家族の反対にもかかわらず、フランシスコの仲間になり、フランシスコの精神を生きるクララ会を創設した。
 この二人の聖人は、主の招きに応えることで、それぞれ新しい修道者としての道を生き抜いたが、結果として、当時の教会に新しい風を吹き込み、フランシスコが倒れかけたダミアン聖堂を立て直したように、当時の社会の中に生きる教会にあらたな形をもたらしたのである。 
 今日の福音は、イエスが使うことの少ない「教会」という言葉をもって、イエスの教えに従って生きようとする弟子たちの群れのあり方を示している。それは、一言でいえば、「ゆるし合い、導きあい、共に祈る共同体」と言ってよいかもしれない。そこには、互いの弱さ、落ち度に厳しい目を向け、非難するのではなく、すべての人を招き、受け入れる神に眼差しを向けながら、互いを包み込む、新しい共同体の姿がある。
 とかく、人間の失敗や、社会の欠陥にばかり注目し、人々の心をなえさせるメディアの影響を受けがちな現代人が、そうした弱さをもった人間の集いの中に、人となられた主が共におられることを希望を持って、宣べ伝えることができるよう、主の導きを祈ろう。(S.T.)

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御言葉の典礼を読み続く🌸

聖書の本文は日本聖書協会発行の「新共同訳聖書」を使用しております。
どうぞよろしくお願い致します。

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