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教皇の意向:子を失った親 (11月)

四旬節第五火曜日(3/28)

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いつもこの方の御心に適うことを行う

ヨハネ8:29
集会祈願

🌸 第一朗読 (民数記21.4-9)

 4〔その日、イスラエルの民は〕ホル山を旅立ち、エドムの領土を迂回し、葦の海の道を通って行った。しかし、民は途中で耐えきれなくなって、 5神とモーセに逆らって言った。「なぜ、我々をエジプトから導き上ったのですか。荒れ野で死なせるためですか。パンも水もなく、こんな粗末な食物では、気力もうせてしまいます。」 6主は炎の蛇を民に向かって送られた。蛇は民をかみ、イスラエルの民の中から多くの死者が出た。 7民はモーセのもとに来て言った。「わたしたちは主とあなたを非難して、罪を犯しました。主に祈って、わたしたちから蛇を取り除いてください。」モーセは民のために主に祈った。 8主はモーセに言われた。「あなたは炎の蛇を造り、旗竿の先に掲げよ。蛇にかまれた者がそれを見上げれば、命を得る。」 9モーセは青銅で一つの蛇を造り、旗竿の先に掲げた。蛇が人をかんでも、その人が青銅の蛇を仰ぐと、命を得た。

🌸 答唱詩編 詩編78 典59②ab⑤ab

詠唱 典261 ⑰

🌸 福音朗読 (ヨハネ8.21-30)

ヨハネによる福音
 21〔そのとき、イエスはフャリサイ派の人々に言われた。〕「わたしは去って行く。あなたたちはわたしを捜すだろう。だが、あなたたちは自分の罪のうちに死ぬことになる。わたしの行く所に、あなたたちは来ることができない。」 22ユダヤ人たちが、「『わたしの行く所に、あなたたちは来ることができない』と言っているが、自殺でもするつもりなのだろうか」と話していると、 23イエスは彼らに言われた。「あなたたちは下のものに属しているが、わたしは上のものに属している。あなたたちはこの世に属しているが、わたしはこの世に属していない。 24だから、あなたたちは自分の罪のうちに死ぬことになると、わたしは言ったのである。『わたしはある』ということを信じないならば、あなたたちは自分の罪のうちに死ぬことになる。」 25彼らが、「あなたは、いったい、どなたですか」と言うと、イエスは言われた。「それは初めから話しているではないか。 26あなたたちについては、言うべきこと、裁くべきことがたくさんある。しかし、わたしをお遣わしになった方は真実であり、わたしはその方から聞いたことを、世に向かって話している。」 27彼らは、イエスが御父について話しておられることを悟らなかった。 28そこで、イエスは言われた。「あなたたちは、人の子を上げたときに初めて、『わたしはある』ということ、また、わたしが、自分勝手には何もせず、ただ、父に教えられたとおりに話していることが分かるだろう。 29わたしをお遣わしになった方は、わたしと共にいてくださる。わたしをひとりにしてはおかれない。わたしは、いつもこの方の御心に適うことを行うからである。」 30これらのことを語られたとき、多くの人々がイエスを信じた。

奉納祈願

拝領祈願

祈る花:Inoruhana
祈る花:Inoruhana

🌸 分かち合い

 「あなたたちは、人の子を上げたときに初めて、『わたしはある』ということ、また、わたしが、自分勝手には何もせず、ただ、父に教えられたとおりに話していることが分かるだろう。」
 「人の子を上げる」とは、イエスが十字架に架けられること、十字架上であのような最期を迎えられること。共観福音書の中で、百人隊長が、「本当に、この人は神の子だった」と語ったと記している。しかし、実際には、イエスがあのように無残な姿で、最期を迎えられたことで、イエスを信じるどころか、一層イエスを軽蔑し、イエスを記憶から葬り去った人も少なくなかったのではないか。多くのユダヤ人にとって、それで、すべては解決したと思ったのではないか。イエスを信じることができた人は、まさに、自分の力、自分の理解を超えたものを、上から与えられた人ではないか。それこそ、信仰というもの。
 実際、その信仰の恵み、あの十字架で亡くなった方が生きておられ、神の子であるという信仰は、使徒たちにさえ、復活後、はじめて与えられたもの。イエスがどなたであるか、神と等しい方、神の子である、ということを悟ることができたのは、まさに、信仰によること、恵みによること、ヨハネはそれを、謎めいた言葉を通して教えようとしておられたのではないか。(S.T.)

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御言葉の典礼を読み続く🌸

聖書の本文は日本聖書協会発行の「新共同訳聖書」を使用しております。
どうぞよろしくお願い致します。

1 comments

  1. まさに分かち合いに書かれていること。
    人々の中には、これで厄介者がいなくなったと思った人々もいる。
    そのような人々と、どう付き合っていけばよいのか?

    とにかくイエス・キリストは精いっぱい生きた。大切なことを全く妥協しないで。

    自分に与えられた今の状況の中でキリストを感じて生きるしかない。

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