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教皇の意向:子を失った親 (11月)

四旬節第一水曜日(2/21)

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ヨナのしるしのほかには、しるしは与えられない

ルカ11:29
集会祈願

🌸 第一朗読 (ヨナ3.1-10)

 1主の言葉が再びヨナに臨んだ。 2「さあ、大いなる都ニネベに行って、わたしがお前に語る言葉を告げよ。」
 3ヨナは主の命令どおり、直ちにニネベに行った。ニネベは非常に大きな都で、一回りするのに三日かかった。 4ヨナはまず都に入り、一日分の距離を歩きながら叫び、そして言った。
 「あと四十日すれば、ニネベの都は滅びる。」
 5すると、ニネベの人々は神を信じ、断食を呼びかけ、身分の高い者も低い者も身に粗布をまとった。 6このことがニネベの王に伝えられると、王は王座から立ち上がって王衣を脱ぎ捨て、粗布をまとって灰の上に座し、 7王と大臣たちの名によって布告を出し、ニネベに断食を命じた。
 「人も家畜も、牛、羊に至るまで、何一つ食物を口にしてはならない。食べることも、水を飲むことも禁ずる。 8人も家畜も粗布をまとい、ひたすら神に祈願せよ。おのおの悪の道を離れ、その手から不法を捨てよ。 9そうすれば神が思い直されて激しい怒りを静め、我々は滅びを免れるかもしれない。」
 10神は彼らの業、彼らが悪の道を離れたことを御覧になり、思い直され、宣告した災いをくだすのをやめられた。

🌸 答唱詩編 詩編51 典7 ①③

アレルヤ唱 典263 ④

🌸 福音朗読 (ルカ11.29-32)

ルカによる福音

 29〔そのとき、〕群衆の数がますます増えてきたので、イエスは話し始められた。「今の時代の者たちはよこしまだ。しるしを欲しがるが、ヨナのしるしのほかには、しるしは与えられない。 30つまり、ヨナがニネベの人々に対してしるしとなったように、人の子も今の時代の者たちに対してしるしとなる。 31南の国の女王は、裁きの時、今の時代の者たちと一緒に立ち上がり、彼らを罪に定めるであろう。この女王はソロモンの知恵を聞くために、地の果てから来たからである。ここに、ソロモンにまさるものがある。 32また、ニネベの人々は裁きの時、今の時代の者たちと一緒に立ち上がり、彼らを罪に定めるであろう。ニネベの人々は、ヨナの説教を聞いて悔い改めたからである。ここに、ヨナにまさるものがある。」

奉納祈願

拝領祈願

祈る花:Inoruhana
祈る花:Inoruhana

🌸 分かち合い

 イエスが人々の前に現れ、多くの病人を癒したり、不思議を行ったとき、そこには、神の深い思いが表れていた。人間一人一人に対する深い愛、特に、人々から差別され、無視される小さな人々への思いが、それらのふるまいには込められていたが、人々は、それに気づかず、ただ、その場限りの結果に満足し、さらには、自分たちの好奇心を満足させる、目を見張る「しるし」を求めることが多かった。そこで、イエスは言われる、「ヨナのしるしのほかには、しるしは与えられない」と。
 ルカは、昔ヨナが、ニネベに行って人々の回心を呼びかけ、回心の恵みがもたらされたように、宣教者として神の言葉を語るイエス自身を「しるし」として意識する。実は、マタイ福音書では、今日読まれた第一朗読のヨナの預言に記されている出来事、つまり、ヨナが大魚に飲み込まれ、その腹の中に3日3晩いたことを、イエスが死後、3日目に復活されることの「しるし」として捉え、それこそが、イエスが与える「ヨナのしるし」としている。
 いずれにしても、「しるし」が神の人間に対する切なる思いー神に心を向ける回心―を表わすものであることを銘記しよう。四旬節はまさに、心を神に、そして、人となられた神の子イエスに向ける時であることを思い、一人でも多くの人に回心の恵み、神に向かう恵みが与えられ、真の喜びと平和に満たされるように祈ろう。(S.T.)

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御言葉の典礼を読み続く🌸

聖書の本文は日本聖書協会発行の「新共同訳聖書」を使用しております。
どうぞよろしくお願い致します。

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