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教皇の意向:希望の巡礼者 (12月)

年間第十九火曜日(8/13)

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これらの小さな者が一人でも滅びることは、父の御心ではない
集会祈願

 

🌸 第一朗読 (エゼキエル2:8-3、4)

 〔主は言われる。〕人の子よ、わたしがあなたに語ることを聞きなさい。あなたは反逆の家のように背いてはならない。口を開いて、わたしが与えるものを食べなさい。」 9わたしが見ていると、手がわたしに差し伸べられており、その手に巻物があるではないか。 10彼がそれをわたしの前に開くと、表にも裏にも文字が記されていた。それは哀歌と、呻きと、嘆きの言葉であった。
 1彼はわたしに言われた。「人の子よ、目の前にあるものを食べなさい。この巻物を食べ、行ってイスラエルの家に語りなさい。」 2わたしが口を開くと、主はこの巻物をわたしに食べさせて、 3言われた。「人の子よ、わたしが与えるこの巻物を胃袋に入れ、腹を満たせ。」わたしがそれを食べると、それは蜜のように口に甘かった。
 4主はわたしに言われた。「人の子よ、イスラエルの家に行き、わたしの言葉を彼らに語りなさい。

🌸 答唱詩編 詩編119 典125①②

: 主よ、あなたは永遠のいのちのことば。

神よ、あなたはわたしのすべて。
あなたのことばをわたしは守る。
あなたの教えはすばらしい、
すべての金銀にまさる。 【答】

あなたのさとはとこしえに
わたしの宝、わたしの心の喜び。
わたしにいつくしみを現し、
おきてを授けてください。 【答】

アレルヤ唱 典272 ㊵

 アレルヤ、アレルヤ。わたしは心やさしく、へりくだる者。わたしのきびきを受けて、わたしにならいなさい。アレルヤ、アレルヤ。

🌸 福音朗読 (マタイ18:1-5、10、12-14)

マタイによる福音

 1そのとき、弟子たちがイエスのところに来て、「いったいだれが、天の国でいちばん偉いのでしょうか」と言った。 2そこで、イエスは一人の子供を呼び寄せ、彼らの中に立たせて、 3言われた。「はっきり言っておく。心を入れ替えて子供のようにならなければ、決して天の国に入ることはできない。 4自分を低くして、この子供のようになる人が、天の国でいちばん偉いのだ。 5わたしの名のためにこのような一人の子供を受け入れる者は、わたしを受け入れるのである。」
 10「これらの小さな者を一人でも軽んじないように気をつけなさい。言っておくが、彼らの天使たちは天でいつもわたしの天の父の御顔を仰いでいるのである。 12あなたがたはどう思うか。ある人が羊を百匹持っていて、その一匹が迷い出たとすれば、九十九匹を山に残しておいて、迷い出た一匹を捜しに行かないだろうか。 13はっきり言っておくが、もし、それを見つけたら、迷わずにいた九十九匹より、その一匹のことを喜ぶだろう。 14そのように、これらの小さな者が一人でも滅びることは、あなたがたの天の父の御心ではない。」

奉納祈願

 

拝領祈願

 

祈る花:Inoruhana

🌸 分かち合い

 「ある人が羊を百匹持っていて、その一匹が迷い出たとすれば、九十九匹を山に残しておいて、迷い出た一匹を捜しに行かないだろうか」。
 夏目漱石は、有名な「三四郎」という小説で、ここからヒントを得ただろうか、しきりに‟stray sheep”(迷子)という言葉を使っている。同じ内容を記すルカでは、主人が羊を一匹見失ったことになっているが、どちらにしても、多くの群れの中の一匹に向けられる主人の思いが強調されている。自分から迷い出たなら、自己責任で、放置してよさそうなものだが、神はそうされない。神の前に、「自己責任」という言葉は意味を持たない。神の前に、すべての人は、迷い、逡巡し、後悔し、悩む存在である。その人間に、自ら近づき、寄り添い、慰め、諫め、力づけるのが神である。
 山歩きをして、道に迷い、引き返すこともできずに、辛い思いをした人なら、よくわかることだが、人生はそのようなもの。自分の力ではどうにもならない状況の中でも、道を照らし、救い出してくれる頼もしい存在がいる。それを信じ、また、その信仰の喜びを分かち合うこと、これが待降節を過ごす心ではないだろうか。(S.T.)

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御言葉の典礼を読み続く🌸

聖書の本文は日本聖書協会発行の「新共同訳聖書」を使用しております。
どうぞよろしくお願い致します。