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教皇の意向:司祭職や修道生活への召命 (2月)

年間第七木曜日(2/27)

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互いに平和に過ごしなさい。

🌸 第一朗読 (シラ5・1-8)

シラ書

1自分の財産を頼みとするな。
「わたしは、何でも思いのままだ」と言うな。
2本能と自分の力に引きずられ、
欲望のままに生きてはいけない。
3「だれもわたしを支配できない」と言うな。
主は必ずお前に復讐なさるだろう。
4「罪を犯したが、何も起こらなかった」と言うな。
主は忍耐しておられるのだ。
5どうせ罪は贖われるのだからといい気になって、
罪に罪を重ねてはならない。
6「主の憐れみは豊かだから、
数多くのわたしの罪は赦される」と言うな。
主は、憐れみだけでなく、怒りをも持ち、
その激しい怒りは罪人たちの上に下る。
7速やかに主のもとに立ち帰れ。
一日、もう一日と、引き延ばしてはいけない。
主の怒りが、突然やって来て、
裁きの時に、お前を滅ぼしてしまうからだ。
8人を惑わす財産を頼みとするな。
いざというとき、何の役にも立たない。

🌸 答唱詩編 詩編1 典42①④

:神のおきてを喜び、心に教えを留める人、神はその人を祝される。

しあわせな人、
神に逆らう者の集いに入らず、
罪びとの道を歩むことなく、
神をあざける者のはかりごとにくみしない人。【答】

神に従う人の集いは
神のもとにあり、
神に逆らう者の道は、
滅びへと続く。【答】

アレルヤ唱 典270⑤7
アレルヤ唱 典270・57

アレルヤ、アレルヤ。あなたがたにのべ伝えられた福音は永遠にとどまる神のことば。アレルヤ、アレルヤ。

🌸 福音朗読 (マルコ9・41-50)

マルコによる福音

 そのとき、イエスは弟子たちに言われた。41「はっきり言っておく。キリストの弟子だという理由で、あなたがたに一杯の水を飲ませてくれる者は、必ずその報いを受ける。
 42わたしを信じるこれらの小さな者の一人をつまずかせる者は、大きな石臼を首に懸けられて、海に投げ込まれてしまう方がはるかによい。43もし片方の手があなたをつまずかせるなら、切り捨ててしまいなさい。両手がそろったまま地獄の消えない火の中に落ちるよりは、片手になっても命にあずかる方がよい。†45もし片方の足があなたをつまずかせるなら、切り捨ててしまいなさい。両足がそろったままで地獄に投げ込まれるよりは、片足になっても命にあずかる方がよい。†47もし片方の目があなたをつまずかせるなら、えぐり出しなさい。両方の目がそろったまま地獄に投げ込まれるよりは、一つの目になっても神の国に入る方がよい。48地獄では蛆が尽きることも、火が消えることもない。49人は皆、火で塩味を付けられる。50塩は良いものである。だが、塩に塩気がなくなれば、あなたがたは何によって塩に味を付けるのか。自分自身の内に塩を持ちなさい。そして、互いに平和に過ごしなさい。」

祈る花:Inoruhana

🌸 分かち合い

 「もし片方の手があなたをつまずかせるなら、切り捨ててしまいなさい。両手がそろったまま地獄の消えない火の中に落ちるよりは、片手になっても命にあずかる方がよい。」
 「つまずき」という言葉が、もっぱら有名人の犯す不祥事(スキャンダル)に使われる現代、あまりに厳しく、すぐに納得できない教えに聞こえる。小さな者の一人をつまずかせないように、という戒めから、自分の肢体が自分をつまずかせないように、という話へと進む。いかにも厳しい戒めの狙いは、命に与ることの大切さであること忘れてはならない。
 パウロも「つまずき」について記している。「つまずきとなるものや、妨げとなるものを、兄弟の前に置かないように」(ローマ14.13)と言い、食べ物のことで兄弟を滅ぼしてはならない、と言う。また、偶像に供えられた肉を食べることに関して、「食物のことがわたしの兄弟をつまずかせるくらいなら、兄弟をつまずかせないために、わたしは今後決して肉を口にしません」(1コリント8.13)と。
 人間は、自分の体をもって、神の栄光を表わすこともでき、逆に、人を傷つけることで、神を悲しめることもできる。「自分の体を神に喜ばれる聖なる生けるいけにえとして捧げなさい」(ローマ14.1)とパウロは言う。
 子どもたちが歌う、マザー・テレサの祈りがいちばんピント来るのではないか。「主よ、今日一日、貧しい人や病んでいる人々を助けるために、わたしの手を、お望みでしたら、今日、わたしのこの手をお使いください」。(S.T.)

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御言葉の典礼を読み続く🌸

聖書の本文は日本聖書協会発行の「新共同訳聖書」を使用しております。
どうぞよろしくお願い致します。