Generic filters
Exact matches only
Filter by content type
Comments
Attachments

教皇の意向:希望の巡礼者 (12月)

FacebookTwitterEmailLinePrintFriendly

年間第十七土曜日(8/3)

そのころ、領主ヘロデはイエスの評判を聞き、
集会祈願

🌸 第一朗読 (エレミヤ26:11-16、24)

エレミヤの預言

 〔その日、〕祭司と預言者たちは、高官たちと民のすべての者に向かって言った。「この人の罪は死に当たります。彼は、あなたがた自身が聞かれたように、この都に敵対する預言をしました。」
 12エレミヤは高官たちと民のすべての者に向かって言った。「主がわたしを遣わされ、お前たちが聞いたすべての言葉をこの神殿とこの都に対して預言させられたのだ。 13今こそ、お前たちは自分の道と行いを正し、お前たちの神、主の声に聞き従わねばならない。主はこのように告げられた災いを思い直されるかもしれない。 14わたしはお前たちの手中にある。お前たちの目に正しく、善いと思われることをするがよい。 15ただ、よく覚えておくがよい、わたしを殺せば、お前たち自身と、この都とその住民の上に、無実の者の血を流した罪を招くということを。確かに、主がわたしを遣わし、これらのすべての言葉をお前たちの耳に告げさせられたのだから。」
 16高官たちと民のすべての者は、祭司と預言者たちに向かって言った。「この人には死に当たる罪はない。彼は我々の神、主の名によって語ったのだ。」
 24シャファンの子アヒカムはエレミヤを保護し、民の手に落ちて殺されることのないようにした。

🌸 答唱詩編 詩編69 典115③④

アレルヤ唱 典271⑧

🌸 福音朗読 (マタイ14:1-12)

マタイによる福音

 1そのころ、領主ヘロデはイエスの評判を聞き、 2家来たちにこう言った。「あれは洗礼者ヨハネだ。死者の中から生き返ったのだ。だから、奇跡を行う力が彼に働いている。」 3実はヘロデは、自分の兄弟フィリポの妻ヘロディアのことでヨハネを捕らえて縛り、牢に入れていた。 4ヨハネが、「あの女と結婚することは律法で許されていない」とヘロデに言ったからである。 5ヘロデはヨハネを殺そうと思っていたが、民衆を恐れた。人々がヨハネを預言者と思っていたからである。 6ところが、ヘロデの誕生日にヘロディアの娘が、皆の前で踊りをおどり、ヘロデを喜ばせた。 7それで彼は娘に、「願うものは何でもやろう」と誓って約束した。 8すると、娘は母親に唆されて、「洗礼者ヨハネの首を盆に載せて、この場でください」と言った。 9王は心を痛めたが、誓ったことではあるし、また客の手前、それを与えるように命じ、 10人を遣わして、牢の中でヨハネの首をはねさせた。 11その首は盆に載せて運ばれ、少女に渡り、少女はそれを母親に持って行った。 12それから、ヨハネの弟子たちが来て、遺体を引き取って葬り、イエスのところに行って報告した。

奉納祈願

拝領祈願

祈る花:Inoruhana
祈る花:Inoruhana

🌸 分かち合い

 イエスの様々な言葉、働きが語られた後、突然、洗礼者ヨハネの話が挿入される。それは、ガリラヤ地方の領主ヘロデが、イエスの働きに驚き、あれは、自分が首をはねたヨハネがよみがえったのだ、と思ったからとされている。今日の福音では、洗礼者ヨハネの最後のことが読まれたが、実は、福音書のいろいろな個所で、ヨハネはイエスと関係づけられ、あるいは、比較されて語られる。それだけ、ヨハネの存在がイエスにとって、欠くことのできないものだったからであろう。
 ヨハネは、メシアであるイエスのために道を開き、イエスと同じように、神の国の到来を告げ、同じ言葉を使って人々に悔い改めを呼びかけた。ヨハネは、イエスと同じ神の救いの計画の実現のために尽くした神の僕で、人々からメシアではないかとさえ思われた。だが、ヨハネはあくまで、自分はその方の履物のひもを解く値打ちもない、とへりくだり、「彼は栄え、われは衰うべし」(ヨハネ3.30)と、自分の分を弁えて振舞った。そして、二人は、その大きな使命と働きにおいて、相並ぶものでありつつ、また同じような、不条理で、屈辱的な最期を遂げて、神に栄光を帰した。
 イエスの活動はヨハネが捕らわれたときから始まるが、彼の死は、イエスにとって大きな痛みとなり、「イエスはこれを聞くと、船に乗ってそこを去り、ひとり人里離れたところに退かれ」(マタイ14.13)た。それ以来、イエスは、ご自分の使命の実現に向けて敢然と進んでゆかれる。(S.T.)

FacebookTwitterEmailLinePrintFriendly

御言葉の典礼を読み続く🌸

聖書の本文は日本聖書協会発行の「新共同訳聖書」を使用しております。
どうぞよろしくお願い致します。