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教皇の意向:子を失った親 (11月)

年間第四月曜日(1/30)

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人々は皆驚いた

マルコ5:20
集会祈願

🌸 第一朗読 (ヘブライ11.32-40)

 〔皆さん、〕32これ以上、何を話そう。もしギデオン、バラク、サムソン、エフタ、ダビデ、サムエル、また預言者たちのことを語るなら、時間が足りないでしょう。 33信仰によって、この人たちは国々を征服し、正義を行い、約束されたものを手に入れ、獅子の口をふさぎ、 34燃え盛る火を消し、剣の刃を逃れ、弱かったのに強い者とされ、戦いの勇者となり、敵軍を敗走させました。 35女たちは、死んだ身内を生き返らせてもらいました。他の人たちは、更にまさったよみがえりに達するために、釈放を拒み、拷問にかけられました。 36また、他の人たちはあざけられ、鞭打たれ、鎖につながれ、投獄されるという目に遭いました。 37彼らは石で打ち殺され、のこぎりで引かれ、剣で切り殺され、羊の皮や山羊の皮を着て放浪し、暮らしに事欠き、苦しめられ、虐待され、 38荒れ野、山、岩穴、地の割れ目をさまよい歩きました。世は彼らにふさわしくなかったのです。
 39ところで、この人たちはすべて、その信仰のゆえに神に認められながらも、約束されたものを手に入れませんでした。 40神は、わたしたちのために、更にまさったものを計画してくださったので、わたしたちを除いては、彼らは完全な状態に達しなかったのです。

🌸 答唱詩編 詩編31 典66 ⑤⑥

アレルヤ唱 典271 ⑭

🌸 福音朗読 (マルコ5.1-20)

マルコによる福音
 1〔そのとき、イエスと弟子たちは、」湖の向こう岸にあるゲラサ人の地方に着いた。 2イエスが舟から上がられるとすぐに、汚れた霊に取りつかれた人が墓場からやって来た。 3この人は墓場を住まいとしており、もはやだれも、鎖を用いてさえつなぎとめておくことはできなかった。 4これまでにも度々足枷や鎖で縛られたが、鎖は引きちぎり足枷は砕いてしまい、だれも彼を縛っておくことはできなかったのである。 5彼は昼も夜も墓場や山で叫んだり、石で自分を打ちたたいたりしていた。 6イエスを遠くから見ると、走り寄ってひれ伏し、 7大声で叫んだ。「いと高き神の子イエス、かまわないでくれ。後生だから、苦しめないでほしい。」 8イエスが、「汚れた霊、この人から出て行け」と言われたからである。 9そこで、イエスが、「名は何というのか」とお尋ねになると、「名はレギオン。大勢だから」と言った。 10そして、自分たちをこの地方から追い出さないようにと、イエスにしきりに願った。 11ところで、その辺りの山で豚の大群がえさをあさっていた。 12汚れた霊どもはイエスに、「豚の中に送り込み、乗り移らせてくれ」と願った。 13イエスがお許しになったので、汚れた霊どもは出て、豚の中に入った。すると、二千匹ほどの豚の群れが崖を下って湖になだれ込み、湖の中で次々とおぼれ死んだ。 14豚飼いたちは逃げ出し、町や村にこのことを知らせた。人々は何が起こったのかと見に来た。 15彼らはイエスのところに来ると、レギオンに取りつかれていた人が服を着、正気になって座っているのを見て、恐ろしくなった。 16成り行きを見ていた人たちは、悪霊に取りつかれた人の身に起こったことと豚のことを人々に語った。 17そこで、人々はイエスにその地方から出て行ってもらいたいと言いだした。 18イエスが舟に乗られると、悪霊に取りつかれていた人が、一緒に行きたいと願った。 19イエスはそれを許さないで、こう言われた。「自分の家に帰りなさい。そして身内の人に、主があなたを憐れみ、あなたにしてくださったことをことごとく知らせなさい。」 20その人は立ち去り、イエスが自分にしてくださったことをことごとくデカポリス地方に言い広め始めた。人々は皆驚いた。

奉納祈願

拝領祈願

祈る花:Inoruhana

🌸 分かち合い

 汚れた霊につかれた人が癒される話。すでにあった話の繰り返しのように思えるが、決してそうではない。確かに、マルコ福音書の冒頭に、汚れた霊につかれた人の話があったが、今日の個所では、非常に詳しく、長く劇的に描かれている。人が住むはずではない、墓場に住み、極めて狂暴で、足枷や鎖で縛っても、引きちぎってつなぎとめることができなかったとある。しかも、イエスのことをいち早く察知し、「いと高き神の子、イエス、かまわないでくれ、後生だから、苦しめないでくれ」と大声で叫ぶ。イエスは、一言、「汚れた霊、この人から出て行け」と言われる。
 これは、湖の向こう岸のゲラサ人の地方のことで、そこは、ユダヤ人ではなく、異邦人の世界のことである。霊がイエスに「豚の中に送り込み、乗り移らせてくれ」と頼むと、霊に乗り移られた豚はなだれを打って崖を下り、湖に落ちて死ぬ。ユダヤ人にとって、豚は汚れた動物で、彼らは豚には一切かかわらなかった。そうした地方での出来事は、異邦人の世界にも、霊に苦しめられている人がおり、ユダヤ人以上に悲惨な目にあっている人々にイエスが憐れみをかけられたことを示しているのではないか。
 そうしてもう一点、癒された男が、イエスに同行したいと願うと、イエスは「自分の家に帰りなさい。そして身内の人に、主があなたを憐れみ、あなたにしてくださったことをことごとく知らせなさい」と言われる。実際、彼は、異邦人として、福音を宣べ伝える最初の人となったのである。(S.T.)

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御言葉の典礼を読み続く🌸

聖書の本文は日本聖書協会発行の「新共同訳聖書」を使用しております。
どうぞよろしくお願い致します。

1 comments

  1. 異邦人とは神を知らぬ人々。神ではないものを神としてしまう。
    ヤブ医者を良い医者と思い込めば万病にかかるように、様々な悪霊に悩まされる。とはいえ、これを突き抜ければ百戦錬磨、否定神学よろしく純粋理性、神の子を見抜く。
    「あらゆる悪霊に打ち勝つ」ルカによる福音9章冒頭。
    専制軍たる旧日本軍は、立憲軍になれるか?
    万軍の主に祈りたい。

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