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教皇の意向:子を失った親 (11月)

年間第二十九月曜日(10月19)

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恵みにより、信仰によって救われました。

エフェソ2:8
集会祈願

???? 第一朗読 (エフェソ2:1-10)

 1〔みなさん、〕あなたがたは、以前は自分の過ちと罪のために死んでいたのです。 2この世を支配する者、かの空中に勢力を持つ者、すなわち、不従順な者たちの内に今も働く霊に従い、過ちと罪を犯して歩んでいました。 3わたしたちも皆、こういう者たちの中にいて、以前は肉の欲望の赴くままに生活し、肉や心の欲するままに行動していたのであり、ほかの人々と同じように、生まれながら神の怒りを受けるべき者でした。 4しかし、憐れみ豊かな神は、わたしたちをこの上なく愛してくださり、その愛によって、 5罪のために死んでいたわたしたちをキリストと共に生かし、――あなたがたの救われたのは恵みによるのです―― 6キリスト・イエスによって共に復活させ、共に天の王座に着かせてくださいました。 7こうして、神は、キリスト・イエスにおいてわたしたちにお示しになった慈しみにより、その限りなく豊かな恵みを、来るべき世に現そうとされたのです。 8事実、あなたがたは、恵みにより、信仰によって救われました。このことは、自らの力によるのではなく、神の賜物です。 9行いによるのではありません。それは、だれも誇ることがないためなのです。 10なぜなら、わたしたちは神に造られたものであり、しかも、神が前もって準備してくださった善い業のために、キリスト・イエスにおいて造られたからです。わたしたちは、その善い業を行って歩むのです。

???? 答唱詩編 詩編100 典127②④

アレルヤ唱 典272 34

???? 福音朗読 (ルカ12:13-21)

ルカによる福音

13〔そのとき、群衆の一人がイエスに言った。〕「先生、わたしにも遺産を分けてくれるように兄弟に言ってください。」 14イエスはその人に言われた。「だれがわたしを、あなたがたの裁判官や調停人に任命したのか。」 15そして、一同に言われた。「どんな貪欲にも注意を払い、用心しなさい。有り余るほど物を持っていても、人の命は財産によってどうすることもできないからである。」 16それから、イエスはたとえを話された。「ある金持ちの畑が豊作だった。 17金持ちは、『どうしよう。作物をしまっておく場所がない』と思い巡らしたが、 18やがて言った。『こうしよう。倉を壊して、もっと大きいのを建て、そこに穀物や財産をみなしまい、 19こう自分に言ってやるのだ。「さあ、これから先何年も生きて行くだけの蓄えができたぞ。ひと休みして、食べたり飲んだりして楽しめ」と。』 20しかし神は、『愚かな者よ、今夜、お前の命は取り上げられる。お前が用意した物は、いったいだれのものになるのか』と言われた。 21自分のために富を積んでも、神の前に豊かにならない者はこのとおりだ。」

奉納祈願

拝領祈願

祈る花:Inoruhana

???? 分かち合い

 もし人間の力やお金の力ですべてがなんとかなると感じているならば、おそらく「神は不要」になるかもしれません。人間の無力さや限界を知るということは大切なのです。おそらく、人間にとってもっとも顕著に「無力さ・限界」を感じるのは、死に直面したときでしょう。そして「今夜、お前の命は取り上げられる」と主イエスは金持ちに仰せになりました。いつ自分の死が訪れるか、本当はだれも知らないのです。その時、富は頼りにならない、本当に問われるのは「神の前に豊かになる」ということなのだ、と主イエスは語ります。

 つまり、命は、富に支えられているのではなく、命の造り主なる神の御手の中にあるのです。豊作の背後には、神が太陽を昇らせ、雨を降らせ、神ご自身の恵みがありました。しかし、今日語られた金持ちは、神を全く見失っていました。富や財産が悪いのでも、蓄えが悪いと述べているのでもありません。神なしで歩み、富を神のごとくし、富をひたすら追い求める愚かさを伝えているのです。

 私たちは、いかに生きるのでしょうか。私たちのいのちは誰のものでしょうか。私たちは、私たちを造られ、生かして下さっておられる神に信頼し、従い歩んでいくことをルカ福音書は強調しています。そして続いて、「自分の持ち物を売り払って施しなさい。擦り切れることのない財布を作り、尽きることのない富を天に積みなさい。そこは、盗人も近寄らず、虫も食い荒らさない」ということを私たちが呼びかけられています。

 だから、皆さん、神の素晴らしさを証しし、隣人にお仕えして歩むことができますように神の力と導きをお願い致しましょう。

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御言葉の典礼を読み続く🌸

聖書の本文は日本聖書協会発行の「新共同訳聖書」を使用しております。
どうぞよろしくお願い致します。

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