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教皇の意向:子を失った親 (11月)

年間第一水曜日(1/11)

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イエスがそばに行き、手を取って起こされる

マルコ1:31
集会祈願

🌸 第一朗読 (ヘプライ2.14-18)

 14人は血と肉を備えているので、イエスもまた同様に、これらのものを備えられました。それは、死をつかさどる者、つまり悪魔を御自分の死によって滅ぼし、 15死の恐怖のために一生涯、奴隷の状態にあった者たちを解放なさるためでした。 16確かに、イエスは天使たちを助けず、アブラハムの子孫を助けられるのです。 17それで、イエスは、神の御前において憐れみ深い、忠実な大祭司となって、民の罪を償うために、すべての点で兄弟たちと同じようにならねばならなかったのです。 18事実、御自身、試練を受けて苦しまれたからこそ、試練を受けている人たちを助けることがおできになるのです。

🌸 答唱詩編 詩編105 典94 ①②

アレルヤ唱 典272 26

🌸 福音朗読 (マルコ1.29-39)

マルコによる福音
 29〔そのとき、イエスは〕会堂を出て、シモンとアンデレの家に行った。ヤコブとヨハネも一緒であった。 30シモンのしゅうとめが熱を出して寝ていたので、人々は早速、彼女のことをイエスに話した。 31イエスがそばに行き、手を取って起こされると、熱は去り、彼女は一同をもてなした。 32夕方になって日が沈むと、人々は、病人や悪霊に取りつかれた者を皆、イエスのもとに連れて来た。 33町中の人が、戸口に集まった。 34イエスは、いろいろな病気にかかっている大勢の人たちをいやし、また、多くの悪霊を追い出して、悪霊にものを言うことをお許しにならなかった。悪霊はイエスを知っていたからである。
 35朝早くまだ暗いうちに、イエスは起きて、人里離れた所へ出て行き、そこで祈っておられた。 36シモンとその仲間はイエスの後を追い、 37見つけると、「みんなが捜しています」と言った。 38イエスは言われた。「近くのほかの町や村へ行こう。そこでも、わたしは宣教する。そのためにわたしは出て来たのである。」 39そして、ガリラヤ中の会堂に行き、宣教し、悪霊を追い出された。

奉納祈願

拝領祈願

祈る花:Inoruhana
祈る花:Inoruhana

🌸 分かち合い

 マルコが伝えるイエスの一日。会堂を出て、人々の生きる現実に身を置かれる。まず弟子になったペトロとアンデレの家で、ペトロのしゅうとめの高熱を冷まされる。夕方になると、人々は我先にとイエスのもとに病人また、悪霊に憑かれた人を連れてくる。イエスは彼ら一人一人を癒される。ゆっくり眠りを取る暇もないまま、朝、まだ暗いうちに一日が始まる。
 これが、イエスの働きの実態。マタイは、イエスの働きを三つの動詞で要約する。「諸会堂で教え、御国の福音を宣べ伝え、民衆のあらゆる病気や患いをいやされた」と。教えること=会堂で権威をもって聖書について語る、宣教すること=神の国の福音―神の国が近づいたーを宣べ伝える、そして、癒すこと=体に、そして、心に様々な傷、痛み、飢えを抱える人に癒しの恵みを注がれる。
 マルコは、それに加えて、どれほど忙しい一日であろうとも、イエスが祈りのために時間を取られたことを忘れない。マルコは言う、「朝早くまだ暗いうちに、イエスは起きて、人里離れた所へ行き、そこで祈っておられた」と。ご自分を遣わされた父との一致、その愛の交わり、すべての人に開かれた愛、それこそが、イエスの働きの動機であり、力の源である。それでも、人々は、イエスの後を追ってくる。しかし、イエスは、さらに多くの人々が神を求めていることを知っていて、言われる。「近くのほかの町や村へ行こう。そこでも、わたしは宣教する」と。働きと祈りのバランス。それを身に着ける知恵を祈ろう。(S.T.)

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御言葉の典礼を読み続く🌸

聖書の本文は日本聖書協会発行の「新共同訳聖書」を使用しております。
どうぞよろしくお願い致します。

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