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教皇の意向:子を失った親 (11月)

年間第一金曜日(1/13)

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子よ、あなたの罪は赦される

マルコ2:5
集会祈願

🌸 第一朗読 (ヘプライ4.1-5、11)

1〔皆さん、〕神の安息にあずかる約束がまだ続いているのに、取り残されてしまったと思われる者があなたがたのうちから出ないように、気をつけましょう。 2というのは、わたしたちにも彼ら同様に福音が告げ知らされているからです。けれども、彼らには聞いた言葉は役に立ちませんでした。その言葉が、それを聞いた人々と、信仰によって結び付かなかったためです。 3信じたわたしたちは、この安息にあずかることができるのです。
「わたしは怒って誓ったように、
『彼らを決してわたしの安息に
あずからせはしない』」
と言われたとおりです。もっとも、神の業は天地創造の時以来、既に出来上がっていたのです。 4なぜなら、ある個所で七日目のことについて、「神は七日目にすべての業を終えて休まれた」と言われているからです。 5そして、この個所でも改めて、「彼らを決してわたしの安息にあずからせはしない」と言われています。
11だから、わたしたちはこの安息にあずかるように努力しようではありませんか。さもないと、同じ不従順の例に倣って堕落する者が出るかもしれません。

🌸 答唱詩編 詩編78 典59 1b 2a

アレルヤ唱 典269 17B

🌸 福音朗読 (マルコ2.1-12)

マルコによる福音
1数日後、イエスが再びカファルナウムに来られると、家におられることが知れ渡り、 2大勢の人が集まったので、戸口の辺りまですきまもないほどになった。イエスが御言葉を語っておられると、 3四人の男が中風の人を運んで来た。 4しかし、群衆に阻まれて、イエスのもとに連れて行くことができなかったので、イエスがおられる辺りの屋根をはがして穴をあけ、病人の寝ている床をつり降ろした。 5イエスはその人たちの信仰を見て、中風の人に、「子よ、あなたの罪は赦される」と言われた。 6ところが、そこに律法学者が数人座っていて、心の中であれこれと考えた。 7「この人は、なぜこういうことを口にするのか。神を冒瀆している。神おひとりのほかに、いったいだれが、罪を赦すことができるだろうか。」 8イエスは、彼らが心の中で考えていることを、御自分の霊の力ですぐに知って言われた。「なぜ、そんな考えを心に抱くのか。 9中風の人に『あなたの罪は赦される』と言うのと、『起きて、床を担いで歩け』と言うのと、どちらが易しいか。 10人の子が地上で罪を赦す権威を持っていることを知らせよう。」そして、中風の人に言われた。 11「わたしはあなたに言う。起き上がり、床を担いで家に帰りなさい。」 12その人は起き上がり、すぐに床を担いで、皆の見ている前を出て行った。人々は皆驚き、「このようなことは、今まで見たことがない」と言って、神を賛美した。

奉納祈願

拝領祈願

祈る花:Inoruhana

🌸 分かち合い

 この中風の男の癒しの話では、病人が自ら、イエスに懇願するのでなく、4人の男が床に乗せたままイエスのもとに連れてくるが、人々が多くて中に入ることができず、屋根をはがして、中風の男を床のまま吊り降ろす、といういささか滑稽にも思える状況が記されている。そして、何よりも注目すべきことは、イエスが、病気を癒すよりも、まず、「あなたの罪は赦される」という赦しの宣言をすることである。
 そして、実際、話は病気の治癒よりも、罪の赦しを巡って展開する。律法学者たちは、心の中で、「この人は、なぜ、こういうことを口にするのか。神を冒涜している」と、イエスに批判の目を向ける。そして、イエスは、それに素早く気づいて罪の赦しと、病気の治癒とどちらがやさしいか、と問われ、そして、「人の子が地上で罪を赦す権威を持っていることを知らせる」として、中風の人を癒される。
 この話しの背景には、ユダヤ人にとって、罪を赦すことのできるのは人ではなく、神お一人であるという強い確信があったことがある。この話を読んで少なからず違和感を持つのは、わたしたちも、イエスは病気を癒す力をもっておられたが、罪の赦しは別だという思い込みがあるからかもしれない。
 神の子主イエスが人となって、わたしたちの間に生きられたのは、病気から人を自由にするためではなく、むしろ、人間を最も深い所で縛っている罪から解放するためであることを、あらためて銘記しなければならない。(S.T.)

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御言葉の典礼を読み続く🌸

聖書の本文は日本聖書協会発行の「新共同訳聖書」を使用しております。
どうぞよろしくお願い致します。

2 comments

  1. コロナ禍によって私たち信徒は集まれません。ばらばらになっているかのようです。時々ライン、メール、電話やはがきなどで呼びかける必要に迫られていますが、無関心なのか
    あきらめなのか音沙汰がありません。毎日朝晩、平穏な状態に戻れますよう主に祈ります。パソコンでこのページに巡り合い孤独から救われております。
    大変有り難く感謝申し上げます。

    返信
    • ホームページを見てくださいまして心から感謝申し上げます。少しでも何かのお役に立てて嬉しいです。
      主よ、コロナ禍から私たちを見守ってください。また、慈しみ深い父である神への信頼を続けることができますようにお導きください。

      返信

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