祈る花:Inoruhana
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四旬節第四月曜日(3/31)

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その人は、イエスの言われた言葉を信じて帰って行った。

🌸 第一朗読 (イザヤ65.17-21)

イザヤの預言

17〔主は言われる。〕
見よ、わたしは新しい天と新しい地を創造する。
初めからのことを思い起こす者はない。
それはだれの心にも上ることはない。
18代々とこしえに喜び楽しみ、喜び躍れ。
わたしは創造する。
見よ、わたしはエルサレムを喜び躍るものとして
その民を喜び楽しむものとして、創造する。
19わたしはエルサレムを喜びとし
わたしの民を楽しみとする。
泣く声、叫ぶ声は、再びその中に響くことがない。
20そこには、もはや若死にする者も
年老いて長寿を満たさない者もなくなる。
百歳で死ぬ者は若者とされ
百歳に達しない者は呪われた者とされる。
21彼らは家を建てて住み
ぶどうを植えてその実を食べる。

🌸 答唱詩編 詩編30 典65 ①④

:神はわたしを救われる。そのいつくしみをたたえよう。

神よ、あなたはわたしを救い、
死の力が勝ち誇るのを許されない。
神よ、あなたは死の国からわたしを引きあげ、
危ういいのちを助けてくださった。【答】

わたしの心はあなたをたたえ、
黙っていることがない。
神よ、わたしの神よ、
あなたをとこしえにたたえよう。【答】

詠唱 典263 ⑥

生きるために悪ではなく善を求めなさい。主はあなたがたとともにおられる。

🌸 福音朗読 (ヨハネ4.43-54)

ヨハネによる福音 

 43〔そのとき、イエスはサマリア〕を出発して、ガリラヤへ行かれた。 44イエスは自ら、「預言者は自分の故郷では敬われないものだ」とはっきり言われたことがある。 45ガリラヤにお着きになると、ガリラヤの人たちはイエスを歓迎した。彼らも祭りに行ったので、そのときエルサレムでイエスがなさったことをすべて、見ていたからである。46イエスは、再びガリラヤのカナに行かれた。そこは、前にイエスが水をぶどう酒に変えられた所である。さて、カファルナウムに王の役人がいて、その息子が病気であった。 47この人は、イエスがユダヤからガリラヤに来られたと聞き、イエスのもとに行き、カファルナウムまで下って来て息子をいやしてくださるように頼んだ。息子が死にかかっていたからである。 48イエスは役人に、「あなたがたは、しるしや不思議な業を見なければ、決して信じない」と言われた。 49役人は、「主よ、子供が死なないうちに、おいでください」と言った。 50イエスは言われた。「帰りなさい。あなたの息子は生きる。」その人は、イエスの言われた言葉を信じて帰って行った。 51ところが、下って行く途中、僕たちが迎えに来て、その子が生きていることを告げた。 52そこで、息子の病気が良くなった時刻を尋ねると、僕たちは、「きのうの午後一時に熱が下がりました」と言った。 53それは、イエスが「あなたの息子は生きる」と言われたのと同じ時刻であることを、この父親は知った。そして、彼もその家族もこぞって信じた。 54これは、イエスがユダヤからガリラヤに来てなされた、二回目のしるしである。

祈る花:Inoruhana
祈る花:Inoruhana

🌸 分かち合い

 ヨハネのイエスは、よく動かれる。エルサレムへも何度も行かれたようだし、その途中サマリアにも立ち寄られる。ガリラヤはイエスの活動拠点で、弟子たちの出身地。イエスを受け入れようとしないエルサレムと対照的に捉えられている。
 今日の話は、サマリアの女との対話に続く、ガリラヤでのしるし物語。王(領主)ヘロデの役人の信仰が中心。共観福音書では、百人隊長の話があるが、ヨハネは、敢えて異邦人を登場させない。ユダヤ人だが、ヘロデの宮廷に仕える身分の高い人。息子が死にかかっていて、イエスのおられるカナにまで出向いて、カファルナウムに下って来て息子を癒してください、と願う。「あなたがたは、しるしや不思議な業を見なければ、決して信じない」と、あの「シロフェニキアの女」のように、イエスから少々冷や水を浴びせられても、ひるむことなく、「主よ、子どもが死なないうちに、おいでください」と言う。
 イエスは、役人の信仰心を即座に見抜かれ、「帰りなさい。あなたの息子は生きる」と言われる。そして、役人は「イエスの言われた言葉を信じて帰って行った」。イエスの言葉を信じたときに、息子はいやされる。
 サマリア人であれ、ガリラヤ人であれ、イエスの言葉を聞いて信じるとき、命をもたらす主の業が行われる。はたして、わたしたちにそのような信仰があるだろうか。(S.T.)

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御言葉の典礼を読み続く🌸

聖書の本文は日本聖書協会発行の「新共同訳聖書」を使用しております。
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