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教皇の意向:子を失った親 (11月)

詩編

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詩編 55

1 指揮者によって。伴奏付き。マスキール。ダビデの詩。

2 神よ、わたしの祈りに耳を向けてください。
嘆き求めるわたしから隠れないでください。
3 わたしに耳を傾け、答えてください。

わたしは悩みの中にあってうろたえています。
わたしは不安です。
4 敵が声をあげ、神に逆らう者が迫ります。
彼らはわたしに災いをふりかからせようとし
憤って襲いかかります。
5 胸の中で心はもだえ
わたしは死の恐怖に襲われています。
6 恐れとわななきが湧き起こり
戦慄がわたしを覆い
7 わたしは言います。
「鳩の翼がわたしにあれば
飛び去って、宿を求め
8 はるかに遠く逃れて
荒れ野で夜を過ごすことができるのに。〔セラ
9 烈しい風と嵐を避け
急いで身を隠すことができるのに。」

10 主よ、彼らを絶やしてください。
彼らの舌は分裂を引き起こしています。
わたしには確かに見えます
都に不法と争いのあることが。
11 それらは昼も夜も、都の城壁の上を巡り
町中には災いと労苦が
12 町中には滅びがあります。
広場からは搾取と詐欺が去りません。

13 わたしを嘲る者が敵であれば
それに耐えもしよう。
わたしを憎む者が尊大にふるまうのであれば
彼を避けて隠れもしよう。
14 だが、それはお前なのだ。
わたしと同じ人間、わたしの友、知り合った仲。
15 楽しく、親しく交わり
神殿の群衆の中を共に行き来したものだった。

16 死に襲われるがよい
生きながら陰府に下ればよい
住まいに、胸に、悪を蓄えている者は。
17 わたしは神を呼ぶ。
主はわたしを救ってくださる。
18 夕べも朝も、そして昼も、わたしは悩んで呻く。
神はわたしの声を聞いてくださる。
19 闘いを挑む多くの者のただ中から
わたしの魂を贖い出し、平和に守ってくださる。
20 神はわたしの声を聞き、彼らを低くされる。
神はいにしえからいまし〔セラ
変わることはない。
その神を畏れることなく
21 彼らは自分の仲間に手を下し、契約を汚す。
22 口は脂肪よりも滑らかに語るが
心には闘いの思いを抱き
言葉は香油よりも優しいが、抜き身の剣に等しい。

23 あなたの重荷を主にゆだねよ
主はあなたを支えてくださる。
主は従う者を支え
とこしえに動揺しないように計らってくださる。

24 神よ、あなた御自身で
滅びの穴に追い落としてください
欺く者、流血の罪を犯す者を。
彼らが人生の半ばにも達しませんように。
わたしはあなたに依り頼みます。

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御言葉の典礼を読み続く🌸

聖書の本文は日本聖書協会発行の「新共同訳聖書」を使用しております。
どうぞよろしくお願い致します。

4 comments

  1. とはいえ真実に基づき正義を徹底的に貫く!
    時に熱くなり徹底的に反駁批判する。
    口汚くなっても下品になっても仕方ないときもある。
    主イエスだってヘロデをキツネと呼び、ウンチとは言わなかったかも知らんがカワヤや便所ぐらいのことは言った
    (マルコ7章19節につき「新共同訳、口語訳が『外』へ出されるなどの訳語を与えているのは、婉曲すぎて不適。」佐藤研ほか訳『新約聖書』岩波書店2004年)。

    返信
    • 下品か上品かではなく、下品でも品があればよい、
      という趣旨のことを、先頃帰天された鈴木邦男氏の記事を毎日新聞の日曜版に書いた松尾貴史さんが、以前ラジオで言っていた、と思う。

      今日2月11日は建国記念の日でありルルドの日だ。日本にだって「ベルナデッタ」とその相棒はいるだろうし、欧米にだって「明治天皇」とその相棒がいるだろう。

      汚い!と言われれば、すかさず北がなければ日本三角!と叫びたい。

      東西南北上下左右先後云々を問わず、言論のテッポウ玉が無鉄砲に飛び交う自由な空間と時間を確保しつつ、それに疲れたらサバティカルに入れる、そんな国にぼくは住みたい。

      返信
    • 佐藤研師は確か愛宮真備師の本を翻訳されていた。
      愛宮真備師はリーゼンフーバー師に禅を教えた。リーゼンフーバー師は、ぼくに禅を教えてくれた二人目か三人目の師匠だ。

      赤ん坊の頃、股関節脱臼をやったのでうまく座れず、ぼくの禅はヘボ禅だが、しばらく通った地元禅寺の近所で今日、と言っても日付が変わってしまったので昨日、一人の老人が行方不明になったが数時間後、無事発見された。
      そう言えば、その地元禅寺に昔、隠れキリシタンがいたことを最近知った。
      「人間を探す神」
      例の立派なお髭のユダヤ教の老神学者の本のタイトルだったと思う。

      返信
  2. 2月10日コメントを書いて2月10日の詩編32を読んだ。
    まさにこれだ。
    世に反発反論しては迷うだけ。
    御前に立ち帰らなくては。

    返信

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