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教皇の意向:子を失った親 (11月)

詩編

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詩編 109

1 【指揮者によって。ダビデの詩。賛歌。】

わたしの賛美する神よ
どうか、黙していないでください。
2 神に逆らう者の口が
欺いて語る口が、わたしに向かって開き
偽りを言う舌がわたしに語りかけます。
3 憎しみの言葉はわたしを取り囲み
理由もなく戦いを挑んで来ます。
4 愛しても敵意を返し
わたしが祈りをささげても
5 その善意に対して悪意を返します。
愛しても、憎みます。

6 彼に対して逆らう者を置き
彼の右には敵対者を立たせてください。
7 裁かれて、神に逆らう者とされますように。
祈っても、罪に定められますように。

8 彼の生涯は短くされ
地位は他人に取り上げられ
9 子らはみなしごとなり
妻はやもめとなるがよい。
10 子らは放浪して物乞いをするがよい。
廃虚となったその家を離れ
助けを求め歩くがよい。
11 彼のものは一切、債権者に奪われ
働きの実りは他国人に略奪されるように。
12 慈しみを示し続ける者もいなくなり
みなしごとなった彼の子らを
憐れむ者もなくなるように。
13 子孫は断たれ
次の代には彼らの名も消されるように。
14 主が彼の父祖の悪をお忘れにならぬように。
母の罪も消されることのないように。
15 その悪と罪は常に主の御前にとどめられ
その名は地上から断たれるように。

16 彼は慈しみの業を行うことに心を留めず
貧しく乏しい人々
心の挫けた人々を死に追いやった。
17 彼は呪うことを好んだのだから
呪いは彼自身に返るように。
祝福することを望まなかったのだから
祝福は彼を遠ざかるように。
18 呪いを衣として身にまとうがよい。
呪いが水のように彼のはらわたに
油のように彼の骨に染み通るように。
19 呪いが彼のまとう衣となり
常に締める帯となるように。
20 わたしに敵意を抱く者に対して
わたしの魂をさいなもうと語る者に対して
主はこのように報いられる。

21 主よ、わたしの神よ
御名のために、わたしに計らい
恵み深く、慈しみによって
わたしを助けてください。
22 わたしは貧しく乏しいのです。
胸の奥で心は貫かれています。
23 移ろい行く影のようにわたしは去ります。
いなごのように払い落とされます。
24 断食して膝は弱くなり
からだは脂肪を失い、衰えて行きます。
25 わたしは人間の恥。
彼らはわたしを見て頭を振ります。
26 わたしの神、主よ、わたしを助けてください。
慈しみによってお救いください。
27 それが御手によることを、御計らいであることを
主よ、人々は知るでしょう。
28 彼らは呪いますが
あなたは祝福してくださいます。
彼らは反逆し、恥に落とされますが
あなたの僕は喜び祝います。
29 わたしに敵意を抱く者は辱めを衣とし
恥を上着としてまとうでしょう。

30 わたしはこの口をもって
主に尽きぬ感謝をささげ
多くの人の中で主を賛美します。
31 主は乏しい人の右に立ち
死に定める裁きから救ってくださいます。

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御言葉の典礼を読み続く🌸

聖書の本文は日本聖書協会発行の「新共同訳聖書」を使用しております。
どうぞよろしくお願い致します。

4 comments

  1. とはいえ真実に基づき正義を徹底的に貫く!
    時に熱くなり徹底的に反駁批判する。
    口汚くなっても下品になっても仕方ないときもある。
    主イエスだってヘロデをキツネと呼び、ウンチとは言わなかったかも知らんがカワヤや便所ぐらいのことは言った
    (マルコ7章19節につき「新共同訳、口語訳が『外』へ出されるなどの訳語を与えているのは、婉曲すぎて不適。」佐藤研ほか訳『新約聖書』岩波書店2004年)。

    返信
    • 下品か上品かではなく、下品でも品があればよい、
      という趣旨のことを、先頃帰天された鈴木邦男氏の記事を毎日新聞の日曜版に書いた松尾貴史さんが、以前ラジオで言っていた、と思う。

      今日2月11日は建国記念の日でありルルドの日だ。日本にだって「ベルナデッタ」とその相棒はいるだろうし、欧米にだって「明治天皇」とその相棒がいるだろう。

      汚い!と言われれば、すかさず北がなければ日本三角!と叫びたい。

      東西南北上下左右先後云々を問わず、言論のテッポウ玉が無鉄砲に飛び交う自由な空間と時間を確保しつつ、それに疲れたらサバティカルに入れる、そんな国にぼくは住みたい。

      返信
    • 佐藤研師は確か愛宮真備師の本を翻訳されていた。
      愛宮真備師はリーゼンフーバー師に禅を教えた。リーゼンフーバー師は、ぼくに禅を教えてくれた二人目か三人目の師匠だ。

      赤ん坊の頃、股関節脱臼をやったのでうまく座れず、ぼくの禅はヘボ禅だが、しばらく通った地元禅寺の近所で今日、と言っても日付が変わってしまったので昨日、一人の老人が行方不明になったが数時間後、無事発見された。
      そう言えば、その地元禅寺に昔、隠れキリシタンがいたことを最近知った。
      「人間を探す神」
      例の立派なお髭のユダヤ教の老神学者の本のタイトルだったと思う。

      返信
  2. 2月10日コメントを書いて2月10日の詩編32を読んだ。
    まさにこれだ。
    世に反発反論しては迷うだけ。
    御前に立ち帰らなくては。

    返信

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