「人類と教会の使命へのチャレンジのために」
教皇と日本の教会の意向
🌸 捧げる祈り
いつくしみ深い父よ、あなたがともにいてくださることをわたしは知っています。
新しい一日を始めるにあたって、
改めて、わたしの心を御子イエスの聖心のそばに置いてください。
イエスは自らをわたしのために捧げ、ご聖体のうちにわたしのもとに来てくださいます。
聖霊がわたしをあなたの友、また使徒にし、
あなたのいつくしみのミッションに参与するものにしてくださいますように。
この祈りの世界ネットワークに携わる兄弟姉妹と心を合わせて、
わたしの喜びと希望、
働きと苦しみ、わたしが持っているもの、わたしの存在をすべて、
あなたの御手に委ねます。
聖母マリアとともに、教会のミッションと、教皇の今月の意向に合わせて、
わたしの今日一日をお捧げします。
アーメン。
🌸1月
教皇の意向: 多様性という賜物
キリスト者の共同体には賜物として多様なカリスマがあること、また、カトリック教会には多様な儀式の伝統があることを、聖霊の導きによって気づくことができますように。
日本の教会の意向: すべての命を守る
神が与えてくださったすべての命の尊さを悟り、互いを思いやることができますように。
🌸2月
教皇の意向: 終末期医療
人生の最終段階を病の中で過ごしている方とその家族が、周囲の支えの中で、必要な医療と人間的なケアを受けることができますように。
日本の教会の意向: 日本で働く外国人労働者
日本で働く外国人労働者が、よい生活環境に恵まれ、安心して仕事に励むことができますように。
🌸3月
教皇の意向: 新たな殉教者
世界各地で福音のために生命の危険にさらされている人々が、その勇気と宣教の思いを教会に伝える者となりますように。
日本の教会の意向: 性虐待被害者
聖職者によって心と体に深い傷を負った方々が、いつくしみ深い神のいやしによって慰められますように。
🌸4月
教皇の意向: 女性の役割
女性の尊厳と価値があらゆる文化で認められ、さまざまな差別に終止符が打たれますように。
日本の教会の意向: 日本司教団アドリミナ
日本の司教団がペトロの後継者との絆をさらに深め、よい牧者として日本の教会を導いていくことができますように。
🌸5月
教皇の意向: 修道士・修道女と神学生の養成
修道士・修道女と神学生がそれぞれの召命の道を歩む中で、人間性、司牧性、霊性、共同体性についての養成を受けて成長し、信頼される福音の証人へと導かれますように。
男女修道者と神学生の養成のための月ごとの祈り
聖霊は、教会がその使命において、
イエスとの出会いから湧き出る喜びをあかしし、
常に新たな熱意をもって宣べ伝えることができるように、
教会を動かしてくださいます:
私たちは今日、修道姉妹、修道者、神学生のためにあなたに祈ります。
彼らの召命への応答は、
その人のあらゆる側面を包含する
キリスト教的成熟に向けた養成過程を生涯にわたって必要とします。
彼らの養成の人間的側面が、
自己発見、自己受容、自己修練をもたらし、
十分なレベルの心理的・感情的成熟に達し、
他者への真の贈り物となることができますように。
司牧的養成が、イエスの模範に倣って、
貧しい人々や社会から
疎外された人々への特別な愛と親しみを育みながら、
他者への奉仕と他者との協力のために
利用できるように開かれますように。
祈りと同伴を通しての霊的養成が、
神をより深く知り、神をより深く愛し、
神により近く従うために、神に開かれ、
イエスとの深く個人的な友情を育み、
自分の人生における神の意志を見分けることができますように。
そして、彼らの共同体生活(聖性の学校)において、
現代の男女の問題、傷、必要に深く耳を傾け、
他者との関係の中で成長することができますように。
アーメン。
日本の教会の意向: 子どもの成長
将来を担う子どもたちが、神に愛された者として健やかに成長していきますように。
🌸6月
教皇の意向: 祖国から逃れる人々
戦争や飢餓から逃れ、危険と暴力に満ちた旅路を余儀なくされた移民が、受け入れ国で歓迎され、新しい生活の機会を見出すことができますように。
祖国から逃れる人々のための月ごとの祈り
愛する御父よ、
すべての息子と娘をお迎えくださいます:
私たちは今日、
戦争や飢えから逃れてきた移民のために祈ります。
彼らを受け入れる国々で、
彼らが歓迎と新たな機会を見出すことができますように。
歓待は愛の表現であり、
他者に注意を払い、
彼らの人生にとって最良のものを求めるよう
私たちを促す、
開かれたダイナミズムの表現だからです。
しかし、私たちは、移民がしばしば、
何も提供できない簒奪者であると
見なされていることを知っています。
そのため、貧しい人々は危険で役立たずであり、
一方、権力者は寛大な恩人である
という単純化された信念につながるのです。
私たちが「野戦病院」としての教会となり、
これまで以上に優れた歓迎のあり方を実践し、
保護し統合する歓迎の文化を促進すること、
開かれた世界を考え発展させること、
その人の有用性を判断するのではなく、
その人が象徴する価値
そのものを見出すことを教えてください。
そして、世界のさまざまな国々が、
国としてだけでなく、
人間の家族として考えることができますように。
なぜなら、ただ無償の受け入れを
取り入れた社会的・政治的文化だけが、
未来を持つことができるからです。
アーメン。
日本の教会の意向: 病に苦しむ人たち
キリストの犠牲に合わせて、病の苦しみを捧げる人たちが、キリストが与えてくださるいやしの恵みにあずかることができますように。
🌸7月
教皇の意向: 病者への司牧的ケア
病者の塗油の秘跡が、それに授かる方とその方の愛する人たちに主の力を与え、誰の目にも共感と希望のしるしとして映し出されますように。
病者への司牧的ケアの月ごとの祈り
慈愛に満ちた御父よ、
肉体のもろさ、私たちを弱らせる病、
なんという偉大な神秘でしょう!
苦しみたくないから、
苦しみを見たくないから、
私たちはしばしばこの苦しみから逃れたいと思うのです!
私たちは、あなたなしには何も意味をなさないこと、
あなたとともにあるならば、
すべてが恵みの機会となりうることを知っています。
だからこそ主よ、
病のただ中で、私たちは病者の油注ぎの恵みをもって、
兄弟姉妹に力をもたらす憐れみのしるしとなりたいと思います。
あなたの聖霊が、教会全体と私たちの心に、
この秘跡の深い意味を新たにしてくださるようお願いします。
そうすれば、私たちはこの秘跡を賜物として受け入れ、
病める人々の世話をすることができますし;
そして、彼らは、あなたがお与えになる
平安と癒しを得ることができるのです。
アーメン。
日本の教会の意向: 難民
命がけで国を離れる難民が、行く先々で出会う人を通して神のいつくしみの心に触れ、安全で安心した生活を送ることができますように。
🌸8月
教皇の意向: 政治におけるリーダー
政治におけるリーダーが、人々への奉仕において、人類として不可欠な成長と公益のために働き、職を失った人々に配慮し、貧しい人々を優先することができますように。
日本の教会の意向: 世界の平和
憎しみや敵対心によって人の命を奪い合い傷つけ合うことを終わらせ、世界が平和への歩みを始めることができますように。
🌸9月
教皇の意向: 地球の叫び
私たち一人ひとりが、地球の叫びに、また、環境災害や気候変動の犠牲者の叫びに心の耳を傾け、私たちの住む世界を大切にする生き方へと導かれますように。
日本の教会の意向: 高齢者の喜び
すべての高齢者が生きる喜びを味わいながら、これまでの豊かな経験を分かち合うことができますように。
🌸10月
教皇の意向: 使命を担い合う
教会が、共同責任のしるしとして、あらゆる場面でシノドス的な生活様式を維持し、司祭・修道者・信徒の参加と交わりをもって使命を推し進めることができますように。
日本の教会の意向: シノドス
教皇フランシスコの意向に合わせ、日本の教会がキリストを信じる世界の教会と共に歩むことができますように。
🌸11月
教皇の意向: 子を失った親
息子や娘の死を悼むすべての親が、地域社会に支えられ、聖霊の慰めによって心の安らぎを受けることができますように。
日本の教会の意向: 日韓司教交流会
日本と韓国の司教が、互いの交流を通して信頼を深め、隣国の教会共同体として支え合っていくことができますように。
🌸12月
教皇の意向: 希望の巡礼者
「希望の巡礼者」聖年が、私たちの信仰を強め、復活のキリストを生活のただ中で見出す助けとなり、私たちキリスト者を希望に満ちた巡礼者に変える力となりますように。
日本の教会の意向: 神学生の召命
私たちの共同体の中から、神の呼びかけに応えて司祭を目指す新たな召命が発掘されますように。
***意向とビデオはせせらぎのHPにより