「人類と教会の使命へのチャレンジのために」
教皇と日本の教会の意向
■1月
教皇の意向: 教育にたずさわる人たち
教育にたずさわる人たちが、信頼される証し人となって、競争ではなく友愛を育みながら、とりわけ幼く傷つきやすい者の助けとなることができますように。
日本の教会の意向: 世界の平和
聖ヨハネ・パウロ二世が教えてくださった「戦争は人間のしわざ」を思い起こさせてくださいますように。
■2月
教皇の意向: 小教区の教会
交わりを中心に据えた小教区の教会が、信仰と友愛の共同体として成長し、最も困窮している人々を招き入れることができますように。
日本の教会の意向: 難民
難民の人たちが、困難の中にも将来に対する希望を持ち続けられますように。
■3月
教皇の意向: 虐待の犠牲者
教会のメンバーによって傷つけられた人々が、その教会の中で、痛みと苦しみに対する具体的な方策を見出すことができますように。
日本の教会の意向: 性虐待被害者
無関心から解放され、被害を受けられた人たちが神のいつくしみの手による癒やしに包まれますように。
■4月
教皇の意向: 平和と非暴力の文化
国家としても、また市民としても、武器の使用を差し控え、平和と非暴力を推進していくことができますように。
日本の教会の意向: カトリック学校
カトリック教育のすばらしさを伝えるものとなりますように。
■5月
教皇の意向: 教会の諸活動と諸団体
教会の諸活動や諸団体が、宣教の使命を日々新たにし、世の中の求めに応じた奉仕に、そのカリスマを捧げることができますように。
日本の教会の意向: 子どもたち
子どもたちが、聖母マリアの心を心とすることができますように。
■6月
教皇の意向: 拷問の廃止
国際社会で拷問廃止が実現され、被害者とその家族への支援を、具体的な方法で保証することができますように。
日本の教会の意向: 聖霊の恵み
聖霊に満たされ、聖体に養われて、神の言葉をいつも守っていくことができますように。
■7月
教皇の意向: 聖体を中心に据えた生活
私たちカトリック教徒が、聖体の祭儀を生活の中心に据えて人間関係を根本から見直し、神とすべての兄弟姉妹との交わりへ導かれますように。
日本の教会の意向: 家族の絆
互いをいたわり、家族の絆を神の愛の実現として社会に示すことができますように。
■8月
教皇の意向: ワールドユースデー
リスボンで開催されるワールドユースデーが、若者たちにとって、生活の中で福音を生き証しするよい機会となりますように。
日本の教会の意向: 核兵器廃絶
被爆国として、核兵器廃絶に向かっての歩みを導いてくださいますように。
■9月
教皇の意向: 周辺に追いやられて生活する人々
社会の周辺に追いやられて非人道的な環境の中で生活する人々が、社会の仕組みから見落とされたり、必要のない者として扱われたりすることがありませんように。
日本の教会の意向: すべての被造物
地球温暖化を止めるために働く人たちを力づけてくださいますように。
■10月
教皇の意向: シノドス
教会が、生活様式のすべての場面で傾聴と対話を大切にする姿勢を、聖霊の導きによって、世界の隅々にまで行きわたらせることができますように。
日本の教会の意向: 福音宣教
シノドスの歩みに合わせて、社会に福音を宣べ伝える使命を思い起こさせてくださいますように。
■11月
教皇の意向: 教皇
教皇が、自らの使命を果たす者として聖霊の助けを受け、託された民の群れとともに歩み続けることができますように。
日本の教会の意向: 死者
すべての死者が、神のもとで永遠の安息を得ることができますように。
■12月
教皇の意向: 障がい者
障がい者に社会の関心が注がれ、積極的な参加を大切にする誰一人排除しない諸施策が提供されますように。
日本の教会の意向: 召命
司祭・修道者・信徒が、救いの福音を社会に伝え、神からの呼びかけに応えることができますように。