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教皇の意向:希望の巡礼者 (12月)

復活節第三月曜日(4/15)

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神がお遣わしになった者を信じること、それが神の業である

ヨハネ6:29
集会祈願

🌸 第一朗読 (使徒言行録6.8-15)

 8〔そのころ、〕ステファノは恵みと力に満ち、すばらしい不思議な業としるしを民衆の間で行っていた。 9ところが、キレネとアレクサンドリアの出身者で、いわゆる「解放された奴隷の会堂」に属する人々、またキリキア州とアジア州出身の人々などのある者たちが立ち上がり、ステファノと議論した。 10しかし、彼が知恵と“霊”とによって語るので、歯が立たなかった。 11そこで、彼らは人々を唆して、「わたしたちは、あの男がモーセと神を冒瀆する言葉を吐くのを聞いた」と言わせた。 12また、民衆、長老たち、律法学者たちを扇動して、ステファノを襲って捕らえ、最高法院に引いて行った。 13そして、偽証人を立てて、次のように訴えさせた。「この男は、この聖なる場所と律法をけなして、一向にやめようとしません。 14わたしたちは、彼がこう言っているのを聞いています。『あのナザレの人イエスは、この場所を破壊し、モーセが我々に伝えた慣習を変えるだろう。』」 15最高法院の席に着いていた者は皆、ステファノに注目したが、その顔はさながら天使の顔のように見えた。

🌸 答唱詩編 詩編119 典56 ①②

アレルヤ唱 典272 ㉜

🌸 福音朗読 (ヨハネ6.22-29)

ヨハネによる福音

 22〔イエスが五十人の人々に食べ物をお与えになった後、弟子たちはイエスが湖の上を歩いておられるのを見た。〕その翌日、湖の向こう岸に残っていた群衆は、そこには小舟が一そうしかなかったこと、また、イエスは弟子たちと一緒に舟に乗り込まれず、弟子たちだけが出かけたことに気づいた。 23ところが、ほかの小舟が数そうティベリアスから、主が感謝の祈りを唱えられた後に人々がパンを食べた場所へ近づいて来た。 24群衆は、イエスも弟子たちもそこにいないと知ると、自分たちもそれらの小舟に乗り、イエスを捜し求めてカファルナウムに来た。 25そして、湖の向こう岸でイエスを見つけると、「ラビ、いつ、ここにおいでになったのですか」と言った。 26イエスは答えて言われた。「はっきり言っておく。あなたがたがわたしを捜しているのは、しるしを見たからではなく、パンを食べて満腹したからだ。 27朽ちる食べ物のためではなく、いつまでもなくならないで、永遠の命に至る食べ物のために働きなさい。これこそ、人の子があなたがたに与える食べ物である。父である神が、人の子を認証されたからである。」 28そこで彼らが、「神の業を行うためには、何をしたらよいでしょうか」と言うと、 29イエスは答えて言われた。「神がお遣わしになった者を信じること、それが神の業である。」

奉納祈願

拝領祈願

祈る花:Inoruhana
祈る花:Inoruhana

🌸 分かち合い

 パンを増やされた出来事の後、イエスの後を追ってきた群衆はイエスを見つけて尋ねる、「いつ、ここにお出でになったのですか」と。何を聴こうとしていたのだろうか。
 イエスは言われる、「あなたがたがわたしを捜しているのは、しるしを見たからではなく、パンを食べて満腹したからだ」と。パンを増やされた不思議の意味ではなく、ただ、自分たちの腹を満たしてくれた、そのことのためにイエスを追い求めていることが暴露される。そしてイエスは言う、「朽ちる食べ物ではなく、いつまでもなくならないで、永遠の命に至る食べ物のために働きなさい」と。サマリアの女との対話の中でもイエスは言われた「この水を飲む者はだれでもまた渇く。しかし、わたしが与える水を飲む者は決して渇かない。わたしが与える水はその人の内で泉となり、永遠の命に至る水がわき出る」(4.14)と。
 イエスは、人間が生きるために欠かすことのできない水や食べ物の話から、それを超えたより深い次元で人間を生かす糧の話をされる。そして、それこそが「人の子があなたがたに与える食べ物である」と。
 サマリアの女にしても、群衆にしても、いかにも信じることの遅い、鈍い人々のように思いがちだが、はたしてそうだろうか。イエスに指摘されるまでもなく、わたしたちは、日常のものごとの判断がすべてと思い、それを超えた次元には思いが及ばないのが現実ではないか。あらためて、そこに飛躍する=信じることを得させる恵みを祈ろう。(S.T.)

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御言葉の典礼を読み続く🌸

聖書の本文は日本聖書協会発行の「新共同訳聖書」を使用しております。
どうぞよろしくお願い致します。

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