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教皇の意向:子を失った親 (11月)

復活節第七月曜日(5/30)

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父が、共にいてくださるからだ

ヨハネ16:32
集会祈願

🌸 第一朗読 (使徒言行録19.1-8)

 1アポロがコリントにいたときのことである。パウロは、内陸の地方を通ってエフェソに下って来て、何人かの弟子に出会い、 2彼らに、「信仰に入ったとき、聖霊を受けましたか」と言うと、彼らは、「いいえ、聖霊があるかどうか、聞いたこともありません」と言った。 3パウロが、「それなら、どんな洗礼を受けたのですか」と言うと、「ヨハネの洗礼です」と言った。 4そこで、パウロは言った。「ヨハネは、自分の後から来る方、つまりイエスを信じるようにと、民に告げて、悔い改めの洗礼を授けたのです。」 5人々はこれを聞いて主イエスの名によって洗礼を受けた。 6パウロが彼らの上に手を置くと、聖霊が降り、その人たちは異言を話したり、預言をしたりした。 7この人たちは、皆で十二人ほどであった。
 8パウロは会堂に入って、三か月間、神の国のことについて大胆に論じ、人々を説得しようとした。 

🌸 答唱詩編 詩編68 典34 ①②

アレルヤ唱 典267 ⑦

🌸 福音朗読 (ヨハネ16.29-33)

ヨハネによる福音
 29「そのとき、弟子たちはイエスに言った。」「今は、はっきりとお話しになり、少しもたとえを用いられません。 30あなたが何でもご存じで、だれもお尋ねする必要のないことが、今、分かりました。これによって、あなたが神のもとから来られたと、わたしたちは信じます。」 31イエスはお答えになった。「今ようやく、信じるようになったのか。 32だが、あなたがたが散らされて自分の家に帰ってしまい、わたしをひとりきりにする時が来る。いや、既に来ている。しかし、わたしはひとりではない。父が、共にいてくださるからだ。 33これらのことを話したのは、あなたがたがわたしによって平和を得るためである。あなたがたには世で苦難がある。しかし、勇気を出しなさい。わたしは既に世に勝っている。」

奉納祈願

拝領祈願

祈る花:Inoruhana
祈る花:Inoruhana

🌸 分かち合い

  イエスの晩餐の説教の最後の部分。弟子たちがようやくイエスの言うことに納得がいったようで、イエスも安心して言われる、「今ようやく、信じるようになったのか」と。そして、言われる、「これらのことを話したのは、あなたがたがわたしによって平和を得るためである。あなたがたには世で苦難がある。しかし、勇気を出しなさい。わたしは既に世に勝っている」と。
 イエスは平和については、よく語られた、「わたしは平和を与える」と。しかし、「勝つ」とか、「勝利」とかいう言葉はほとんど口に上らない。イエスは平和主義者だと言われても不思議はない。イエスが裁きの座に引き出されたとき、イエスはピラトに言う、「わたしの国はこの世には属していない。もし、わたしの国がこの世に属していれば、わたしがユダヤ人に引き渡されないように、部下が戦ったことだろう。」と。イエスは、力で戦おうとはされない。武力で勝利を収めようとはされない。それでも、イエスは言われる、「わたしは既に世に勝っている」と。
 同じ思想を受け継ぐヨハネの手紙の著者は記す、「神から生まれた人は皆、世に打ち勝つ。」「だれが世に打ち勝つか。イエスが神の子であると信じるものではないか」。そして、「世に打ち勝つ勝利、それはわたしたちの信仰です」(1ヨハネ5.3∼5)と。
 イエスはあのように生き、自分のすべてを父なる神にささげた。力ではなく、愛によって、神に逆らう力に勝利を収めた。イエスを信じ、その信仰と愛によって生きる信仰者も同じ勝利に与ることが出来るのだ。

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御言葉の典礼を読み続く🌸

聖書の本文は日本聖書協会発行の「新共同訳聖書」を使用しております。
どうぞよろしくお願い致します。

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