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教皇の意向:子を失った親 (11月)

復活の木曜日(4/4)

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「あなたがたに平和があるように」

ルカ24:36
集会祈願

🌸 第一朗読 (使徒言行録3.11-26)

 11さて、その男がペトロとヨハネに付きまとっていると、民衆は皆非常に驚いて、「ソロモンの回廊」と呼ばれる所にいる彼らの方へ、一斉に集まって来た。 12これを見たペトロは、民衆に言った。「イスラエルの人たち、なぜこのことに驚くのですか。また、わたしたちがまるで自分の力や信心によって、この人を歩かせたかのように、なぜ、わたしたちを見つめるのですか。 13アブラハムの神、イサクの神、ヤコブの神、わたしたちの先祖の神は、その僕イエスに栄光をお与えになりました。ところが、あなたがたはこのイエスを引き渡し、ピラトが釈放しようと決めていたのに、その面前でこの方を拒みました。 14聖なる正しい方を拒んで、人殺しの男を赦すように要求したのです。 15あなたがたは、命への導き手である方を殺してしまいましたが、神はこの方を死者の中から復活させてくださいました。わたしたちは、このことの証人です。 16あなたがたの見て知っているこの人を、イエスの名が強くしました。それは、その名を信じる信仰によるものです。イエスによる信仰が、あなたがた一同の前でこの人を完全にいやしたのです。 17ところで、兄弟たち、あなたがたがあんなことをしてしまったのは、指導者たちと同様に無知のためであったと、わたしには分かっています。 18しかし、神はすべての預言者の口を通して予告しておられたメシアの苦しみを、このようにして実現なさったのです。 19だから、自分の罪が消し去られるように、悔い改めて立ち帰りなさい。 20こうして、主のもとから慰めの時が訪れ、主はあなたがたのために前もって決めておられた、メシアであるイエスを遣わしてくださるのです。 21このイエスは、神が聖なる預言者たちの口を通して昔から語られた、万物が新しくなるその時まで、必ず天にとどまることになっています。 22モーセは言いました。『あなたがたの神である主は、あなたがたの同胞の中から、わたしのような預言者をあなたがたのために立てられる。彼が語りかけることには、何でも聞き従え。 23この預言者に耳を傾けない者は皆、民の中から滅ぼし絶やされる。』 24預言者は皆、サムエルをはじめその後に預言した者も、今の時について告げています。 25あなたがたは預言者の子孫であり、神があなたがたの先祖と結ばれた契約の子です。『地上のすべての民族は、あなたから生まれる者によって祝福を受ける』と、神はアブラハムに言われました。 26それで、神は御自分の僕を立て、まず、あなたがたのもとに遣わしてくださったのです。それは、あなたがた一人一人を悪から離れさせ、その祝福にあずからせるためでした。」

🌸 答唱詩編 詩編8 典48①②

アレルヤ唱 典266(八日間)

🌸 福音朗読 (ルカ24.35-48)

 ルカによる福音

 35〔その時、エルサレムに戻った二人の弟子は、〕道で起こったことや、パンを裂いてくださったときにイエスだと分かった次第を話した。
 36こういうことを話していると、イエス御自身が彼らの真ん中に立ち、「あなたがたに平和があるように」と言われた。 37彼らは恐れおののき、亡霊を見ているのだと思った。 38そこで、イエスは言われた。「なぜ、うろたえているのか。どうして心に疑いを起こすのか。 39わたしの手や足を見なさい。まさしくわたしだ。触ってよく見なさい。亡霊には肉も骨もないが、あなたがたに見えるとおり、わたしにはそれがある。」 40こう言って、イエスは手と足をお見せになった。 41彼らが喜びのあまりまだ信じられず、不思議がっているので、イエスは、「ここに何か食べ物があるか」と言われた。 42そこで、焼いた魚を一切れ差し出すと、 43イエスはそれを取って、彼らの前で食べられた。
 44イエスは言われた。「わたしについてモーセの律法と預言者の書と詩編に書いてある事柄は、必ずすべて実現する。これこそ、まだあなたがたと一緒にいたころ、言っておいたことである。」 45そしてイエスは、聖書を悟らせるために彼らの心の目を開いて、 46言われた。「次のように書いてある。『メシアは苦しみを受け、三日目に死者の中から復活する。 47また、罪の赦しを得させる悔い改めが、その名によってあらゆる国の人々に宣べ伝えられる』と。エルサレムから始めて、 48あなたがたはこれらのことの証人となる。 49わたしは、父が約束されたものをあなたがたに送る。高い所からの力に覆われるまでは、都にとどまっていなさい。」

奉納祈願

拝領祈願

祈る花:Inoruhana
祈る花:Inoruhana

🌸 分かち合い

 復活は、イエスが、自分たちの生きているのとは全く次元の違う世界に移られたということ。同時に、そうであっても、そこにはかつて弟子たちが親しく接したあの先生、ガリラヤ湖畔で共に食事をし、あの十字架の苦しみの道を歩いて行かれたあの先生が生きて働いておられるという確信が与えられるということ。復活の主との出会いは、まさに、そのようなことだった。

今日の福音は、昨日の箇所の続き。エルサレムに残っていた11人の弟子たちのところに主イエスがやって来られ、恐れおののき亡霊を見ていると思う彼らに、傷を受けた手足をお見せになる。喜びのあまりまだ信じられないでいる彼らに、用意された魚を食べられたとき、ようやく彼らの目が開かれる。そして、イエスは、メシアが苦しみを受け、三日目に復活すること、罪の赦しを得させる回心が人々に宣べ伝えられることを聖書が預言していると語り、さらに、弟子たちが世界に向けての証人となることを約束される。

 復活された主に出会って、弟子たちは別人のように勇気を得、人々の前で、イエスがメシアであることを語り始める。同じ復活の主が、今も、わたしたちの生きる現実の中で、まだ、様々な痛みを負う現実の中で、ともにいて働いておられることを信じて歩みだそう。(S.T.)

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御言葉の典礼を読み続く🌸

聖書の本文は日本聖書協会発行の「新共同訳聖書」を使用しております。
どうぞよろしくお願い致します。

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