Generic filters
Exact matches only
Filter by content type
Comments
Attachments

教皇の意向:希望の巡礼者 (12月)

年間第二十六土曜日(10/7)

FacebookTwitterEmailLinePrintFriendly

父よ、あなたをほめたたえます

ルカ10:21

ロザリオの聖母(記)

集会祈願

🌸 第一朗読 (バルク4・5-12、27-29)

5勇気を出せ、わたしの民、
イスラエルを思い起こさせる者よ。
6お前たちが異国の民に売られたのは、
滅ぼされるためではない。
敵に渡されたのは神を怒らせたためだ。
7それは、神にではなく悪霊にいけにえを献げ、
造り主の怒りを買ったからである。
8お前たちは、育て主である永遠の神を忘れ、
養ってくれたエルサレムを悲しませた。
9神の怒りがお前たちに下るのを見て、
エルサレムは言った。
「シオンの近くに住む人々よ、聞いてください。
神はわたしに大きな悲しみを下されたのです。
10わたしは息子や娘たちが
捕らわれて行くのを見ましたが、それは、
永遠なる者が彼らにもたらされたものです。
11わたしは彼らを喜びのうちに養ったのに、
嘆きと悲しみのうちに送り出しました。
12もうだれもわたしを喜びたたえないように。
やもめとなり多くの人に見捨てられたのですから。
わたしはわが子の罪のため孤独になりました。
27子らよ、勇気を出し、神に向かって叫びなさい。
あなたたちを連れ去った方は
あなたたちを覚えておられます。
28あなたたちはかつて神からの
離反をたくらみました。
回心して、
今度は十倍の熱心さで神を求めなさい。
29あなたたちに災いをもたらされた方が
あなたたちを救い、
永遠の喜びを与えてくださいます。」

🌸 答唱詩編 詩編 典

アレルヤ唱 典

🌸 福音朗読 (ルカ10・17-24)

 17七十二人は喜んで帰って来て、こう言った。「主よ、お名前を使うと、悪霊さえもわたしたちに屈服します。」 18イエスは言われた。「わたしは、サタンが稲妻のように天から落ちるのを見ていた。 19蛇やさそりを踏みつけ、敵のあらゆる力に打ち勝つ権威を、わたしはあなたがたに授けた。だから、あなたがたに害を加えるものは何一つない。 20しかし、悪霊があなたがたに服従するからといって、喜んではならない。むしろ、あなたがたの名が天に書き記されていることを喜びなさい。」

 21そのとき、イエスは聖霊によって喜びにあふれて言われた。「天地の主である父よ、あなたをほめたたえます。これらのことを知恵ある者や賢い者には隠して、幼子のような者にお示しになりました。そうです、父よ、これは御心に適うことでした。 22すべてのことは、父からわたしに任せられています。父のほかに、子がどういう者であるかを知る者はなく、父がどういう方であるかを知る者は、子と、子が示そうと思う者のほかには、だれもいません。」 23それから、イエスは弟子たちの方を振り向いて、彼らだけに言われた。「あなたがたの見ているものを見る目は幸いだ。 24言っておくが、多くの預言者や王たちは、あなたがたが見ているものを見たかったが、見ることができず、あなたがたが聞いているものを聞きたかったが、聞けなかったのである。」

奉納祈願

拝領祈願

祈る花:Inoruhana

🌸 分かち合い

 ルカ福音書には、喜びという言葉がよく出る。イエスの降誕を告げる天使の言葉には、「わたしは、民全体に与えられる大きな喜びを告げる。今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになった」(2.10,11)。そして、有名な15章の話し、失われた羊、無くしたドラクメ、放蕩息子のたとえの中に、喜びが何度も出る。さらには、復活されたイエスに弟子たちが会ったとき、「喜びのあまり信じられなかった」(24.41)とある。

 先ほどの箇所では、72人の弟子が喜んで帰って来たと。しかし、イエスは、「悪霊が服従するからといって、喜んではならない」。「あなたがたの名が天に書き記されていることを喜びなさい(10.20)とある。そして、イエスは、聖霊によって喜びにあふれて言われた、「天地の主である父よ、これらのことを知恵ある者や賢い者には隠して、幼子のような者にお示しになりました」と。

 いずれも、喜ぶのは、「やった!」「できた!」、「勝った!」という時の喜びではなく、むしろ、自分の力が及ばないところ、無力を経験したところ、予想に反して、神から与えられ、いただいた、そうした時に、湧き上がる喜びである。

 福音は、まさに、そのような喜びの便り。はたして、わたしたちは、そのような喜びを感じているだろうか。感じていないとすれば、何が原因だろうか。自分の力に過信していないだろうか。フランシスコ教皇が最初に発表された文書が『福音の喜び』だったことをあらためて、思い起こそう。(S.T.)

FacebookTwitterEmailLinePrintFriendly

御言葉の典礼を読み続く🌸

聖書の本文は日本聖書協会発行の「新共同訳聖書」を使用しております。
どうぞよろしくお願い致します。

コメントする