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教皇の意向:子を失った親 (11月)

年間第二十八土曜日(10/21)

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聖霊がそのときに教えてくださる

ルカ12:12
集会祈願

🌸 第一朗読 (ローマ4.13、16-18)

 13〔皆さん、〕神はアブラハムやその子孫に世界を受け継がせることを約束されたが、その約束は、律法に基づいてではなく、信仰による義に基づいてなされたのです。 16従って、信仰によってこそ世界を受け継ぐ者となるのです。恵みによって、アブラハムのすべての子孫、つまり、単に律法に頼る者だけでなく、彼の信仰に従う者も、確実に約束にあずかれるのです。彼はわたしたちすべての父です。 17「わたしはあなたを多くの民の父と定めた」と書いてあるとおりです。死者に命を与え、存在していないものを呼び出して存在させる神を、アブラハムは信じ、その御前でわたしたちの父となったのです。 18彼は希望するすべもなかったときに、なおも望みを抱いて、信じ、「あなたの子孫はこのようになる」と言われていたとおりに、多くの民の父となりました。

🌸 答唱詩編 詩編105 典177 ⑤⑥

アレルヤ唱 典272 ㉔

🌸 福音朗読 (ルカ12.8-12)

 8〔そのとき、イエスは弟子たちに言われた。〕「言っておくが、だれでも人々の前で自分をわたしの仲間であると言い表す者は、人の子も神の天使たちの前で、その人を自分の仲間であると言い表す。 9しかし、人々の前でわたしを知らないと言う者は、神の天使たちの前で知らないと言われる。 10人の子の悪口を言う者は皆赦される。しかし、聖霊を冒瀆する者は赦されない。 11会堂や役人、権力者のところに連れて行かれたときは、何をどう言い訳しようか、何を言おうかなどと心配してはならない。 12言うべきことは、聖霊がそのときに教えてくださる。」

奉納祈願

拝領祈願

祈る花:Inoruhana
祈る花:Inoruhana

🌸 分かち合い

 「自分をわたしの仲間であると言い表す。」

 人間はだれでも、どこかに所属したい、だれかとつながっていたい、仲間でいたい、という根本的な欲求をもっている。それが満たされることで、安心感が生まれ、帰属意識が生じ、自尊心も守られる。それは自分の安定につながるが、同時に、状況によっては、自分を危機に陥れることにもなる。迫害下におかれたキリシタンは、自分の確信をあらわにすることで、殉教するものもいれば、表面的には、それを表わさない道を選んで信仰を継承する道を選んだ人々もいた。

 だれかの仲間である、と公言することは、自分がだれであるかを表明することである。自分の出身や家族ではなく、自分が選んで決めたもの、自分がより深いところで大切にしているもの、簡単に失いたくないものを明らかにすることである。はたして、そのようなものを持ち合わせているだろうか。いざという時に、自分が決して手放したくないと言えるものは、はたして何だろうか。動き出す舟に一冊だけもつことを許される本があるとすれば、それは、何だろうか。

 あるとすれば、はたして、それを頭や心で受け止めるだけでなく、行動に表わす生き方をしているだろうか。ミサの中で信仰宣言を唱えるだけでなく、それを文字通り、生活に生かそうとしているだろうか。

 使徒たちは、見事に失敗した。しかし、彼らは、やり直すことが出来た。それは、回心に導く聖霊に心を開くことができたからだろう。(S.T.)

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御言葉の典礼を読み続く🌸

聖書の本文は日本聖書協会発行の「新共同訳聖書」を使用しております。
どうぞよろしくお願い致します。

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