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教皇の意向:希望の巡礼者 (12月)

年間第二十三火曜日(9/12)

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イエスは神に祈って夜を明かされた

ルカ6:12

マリアのみ名

集会祈願

🌸 第一朗読 (コロサイ2.6-15)

 6〔皆さん、〕あなたがたは、主キリスト・イエスを受け入れたのですから、キリストに結ばれて歩みなさい。 7キリストに根を下ろして造り上げられ、教えられたとおりの信仰をしっかり守って、あふれるばかりに感謝しなさい。 8人間の言い伝えにすぎない哲学、つまり、むなしいだまし事によって人のとりこにされないように気をつけなさい。それは、世を支配する霊に従っており、キリストに従うものではありません。 9キリストの内には、満ちあふれる神性が、余すところなく、見える形をとって宿っており、 10あなたがたは、キリストにおいて満たされているのです。キリストはすべての支配や権威の頭です。 11あなたがたはキリストにおいて、手によらない割礼、つまり肉の体を脱ぎ捨てるキリストの割礼を受け、 12洗礼によって、キリストと共に葬られ、また、キリストを死者の中から復活させた神の力を信じて、キリストと共に復活させられたのです。 13肉に割礼を受けず、罪の中にいて死んでいたあなたがたを、神はキリストと共に生かしてくださったのです。神は、わたしたちの一切の罪を赦し、 14規則によってわたしたちを訴えて不利に陥れていた証書を破棄し、これを十字架に釘付けにして取り除いてくださいました。 15そして、もろもろの支配と権威の武装を解除し、キリストの勝利の列に従えて、公然とさらしものになさいました。

🌸 答唱詩編 詩編145 典19a ①②

アレルヤ唱 典270 53

🌸 福音朗読 (ルカ6.12-19)

ルカによる福音

 12そのころ、イエスは祈るために山に行き、神に祈って夜を明かされた。 13朝になると弟子たちを呼び集め、その中から十二人を選んで使徒と名付けられた。 14それは、イエスがペトロと名付けられたシモン、その兄弟アンデレ、そして、ヤコブ、ヨハネ、フィリポ、バルトロマイ、 15マタイ、トマス、アルファイの子ヤコブ、熱心党と呼ばれたシモン、 16ヤコブの子ユダ、それに後に裏切り者となったイスカリオテのユダである。
 17イエスは彼らと一緒に山から下りて、平らな所にお立ちになった。大勢の弟子とおびただしい民衆が、ユダヤ全土とエルサレムから、また、ティルスやシドンの海岸地方から、 18イエスの教えを聞くため、また病気をいやしていただくために来ていた。汚れた霊に悩まされていた人々もいやしていただいた。 19群衆は皆、何とかしてイエスに触れようとした。イエスから力が出て、すべての人の病気をいやしていたからである。

奉納祈願

拝領祈願

祈る花:Inoruhana
祈る花:Inoruhana

🌸 分かち合い

 ひとしきりの業を終えると、イエスは山に登り、そこで祈って夜を明かされ、そして夜が明けると、弟子の中から、これと思う12人を選び、使徒とされた、とある。
そして、イエスは「彼らと一緒に山から下りて、平らなところにお立ちになった」。すなわち、神との親密な交わりの世界を離れ、人々の世界、いわゆる、「巷」に戻られた。イエスが働かれるのは、そこ、まさに、人々が生き、働き、労苦し、様々な病や悩みのあふれた世界。人々は四方から「イエスの教えを聞くため、また、病気をいやしていただくために来ていた。」
 たしかに、イエスは人々の間で素晴らしい業を行われた。人々は、メシアの時代が到来したと歓喜した。多くの人は、旧約の預言者が語った、その時がついに訪れたと安堵したに違いない。しかし、その後、何が起こったか、福音書は、決して隠そうとしない。人々の期待がすべて裏切られ、イエスが見捨てられ、十字架上で最期を迎えられたことを。
 それなら、イエスに選ばれた弟子たちが、イエスの業を継承したのか。たしかに、イエスの死後、復活体験によって生まれ変わり、イエスを「主」と宣言し、命を懸けた使徒たちがいる。誕生した教会の中に、イエスへの信仰ゆえに殉教をする人、聖人と呼ばれる人が出てきたことも事実である。それでは、果たして、人々の世界から、苦しみ、病、老い、死、さらには、争いはなくなったのか。そうではない。
 彼らの告げる福音は、まさに、この不完全な、悩ましい現実の中に、あの限りない愛を注ぐ神が、復活されたイエスの霊において、今も、生き、働き続けていることを証しすること、そのことなのではないか。(S.T.)

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御言葉の典礼を読み続く🌸

聖書の本文は日本聖書協会発行の「新共同訳聖書」を使用しております。
どうぞよろしくお願い致します。

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