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教皇の意向:子を失った親 (11月)

年間第三十四金曜日(11/25)

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わたしの言葉は決して滅びない。

ルカ21:33
集会祈願

🌸 第一朗読 (黙示録20:1-4、11~21:2)

ヨハネの黙示
 1わたし〔ヨハネは、〕一人の天使が、底なしの淵の鍵と大きな鎖とを手にして、天から降って来るのを見た。 2この天使は、悪魔でもサタンでもある、年を経たあの蛇、つまり竜を取り押さえ、千年の間縛っておき、 3底なしの淵に投げ入れ、鍵をかけ、その上に封印を施して、千年が終わるまで、もうそれ以上、諸国の民を惑わさないようにした。その後で、竜はしばらくの間、解放されるはずである。
 4わたしはまた、多くの座を見た。その上には座っている者たちがおり、彼らには裁くことが許されていた。わたしはまた、イエスの証しと神の言葉のために、首をはねられた者たちの魂を見た。この者たちは、あの獣もその像も拝まず、額や手に獣の刻印を受けなかった。彼らは生き返って、キリストと共に千年の間統治した。 
 11わたしはまた、大きな白い玉座と、そこに座っておられる方とを見た。天も地も、その御前から逃げて行き、行方が分からなくなった。 12わたしはまた、死者たちが、大きな者も小さな者も、玉座の前に立っているのを見た。幾つかの書物が開かれたが、もう一つの書物も開かれた。それは命の書である。死者たちは、これらの書物に書かれていることに基づき、彼らの行いに応じて裁かれた。 13海は、その中にいた死者を外に出した。死と陰府も、その中にいた死者を出し、彼らはそれぞれ自分の行いに応じて裁かれた。 14死も陰府も火の池に投げ込まれた。この火の池が第二の死である。 15その名が命の書に記されていない者は、火の池に投げ込まれた。
 1わたしはまた、新しい天と新しい地を見た。最初の天と最初の地は去って行き、もはや海もなくなった。 2更にわたしは、聖なる都、新しいエルサレムが、夫のために着飾った花嫁のように用意を整えて、神のもとを離れ、天から下って来るのを見た。

🌸 答唱詩編 詩編84 典102 ①②

アレルヤ唱 典274  ⑥

🌸 福音朗読 (ルカ21:29-33)

ルカによる福音
 29〔そのとき、イエスは弟子たちに〕たとえを話された。「いちじくの木や、ほかのすべての木を見なさい。 30葉が出始めると、それを見て、既に夏の近づいたことがおのずと分かる。 31それと同じように、あなたがたは、これらのことが起こるのを見たら、神の国が近づいていると悟りなさい。 32はっきり言っておく。すべてのことが起こるまでは、この時代は決して滅びない。 33天地は滅びるが、わたしの言葉は決して滅びない。」

奉納祈願

拝領祈願

祈る花:Inoruhana
祈る花:Inoruhana

🌸 分かち合い

 エルサレムの滅亡や世の終わりについての一連の説教は、イエスの有名なことで締めくくられている。「天地は滅びるが、わたしの言葉は滅びない」。すべてのものが変化し、滅んでゆく中で、唯一滅びないものがある。それは「わたしの言葉」だという発言。言葉があまりにも軽々しく飛び交い、言葉ほど軽いものはない、と思われる時代に、どのように受け取られるだろうか。
 聖書の中で、言葉は、決して、軽いものではなく、ついでに添えられるものでもない。むしろ、すべてのものの存在に先だつものとして神の言葉は考えられている。創世記は語る、「神が言われた。そのようになった」と。神の言葉はないものを生み出す、創造的な働きをするのもので、すべてのものは神の言葉によって造られた、と考えられている。だからこそ、存在するすべてのものに、神の刻印が刻まれているのだ。
 こうした考えを受け継いだヨハネ福音書は、冒頭で、「初めに言があった」と断言する。そして、「この言は、初めに神と共にあった。万物は言によって成った」という。さらに、彼の福音の中心は、「言が肉となって、わたしたちの間に宿られた」という神秘である。人となられた神の言である方が語る言葉は、人を生かし、支え、力づける、命の言葉である。すべての破壊に打ち勝つ力をもった創造的な言葉である。そんな言葉を聞いた幸いに感謝し、滅びることのない言葉への信頼を深めてゆこう。(S.T)

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御言葉の典礼を読み続く🌸

聖書の本文は日本聖書協会発行の「新共同訳聖書」を使用しております。
どうぞよろしくお願い致します。

1 comments

  1. 存在するすべてのものに、神の刻印が刻まれている
    との分かち合いの言葉に、励まされる。

    この世のことをあれこれ考えると厭世的になるが、今日の福音と分かち合いで、、。今、教会に立ち寄った。
    感謝。

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