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教皇の意向:子を失った親 (11月)

年間第三十三金曜日(11/24)

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『わたしの家は、祈りの家でなければならない。』

ルカ19:46

聖アンデレ・ジュン・ラク司祭と同志殉教者(記)

集会祈願

🌸 第一朗読 (一マカバイ4.36-37、52-59)

 36〔その日、〕ユダと兄弟たちは言った。「見よ、我らの敵は粉砕された。都に上り、聖所を清め、これを新たに奉献しよう。」 37そこで全軍が集結し、シオンの山を目指して上って行った。 
 52第百四十八年の第九の月――キスレウの月――の二十五日に、彼らは朝早く起き、 53焼き尽くす献げ物のための新しい祭壇の上に律法に従っていけにえを供えた。 54異教徒が祭壇を汚したのと同じ日、同じ時に、歌と琴、竪琴とシンバルに合わせて、その日に祭壇を新たに奉献した。
 55民は皆、地に顔を伏せて拝み、彼らを正しく導いてくださった方を天に向かってたたえた。 56こうして祭壇の奉献を八日にわたって祝い、喜びをもって焼き尽くす献げ物をささげ、和解の献げ物と感謝の献げ物のいけにえを屠った。 57彼らはまた神殿の正面を黄金の冠と小盾で飾り、門と祭司部屋を再建し、戸を取り付けた。 58民の間には大きな喜びがあふれた。こうして異邦人から受けた恥辱は取り除かれたのである。
59ユダとその兄弟たち、およびイスラエルの全会衆はこの祭壇奉献の日を、以後毎年同じ時期、キスレウの月の二十五日から八日間、喜びと楽しみをもって祝うことにした。

🌸 答唱詩編 詩編147 典27 ①③

アレルヤ唱 典272 ㉖

🌸 福音朗読 (ルカ19.45-48)

ルカによる福音

 45〔そのとき、〕イエスは神殿の境内に入り、そこで商売をしていた人々を追い出し始めて、 46彼らに言われた。「こう書いてある。
『わたしの家は、祈りの家でなければならない。』
ところが、あなたたちはそれを強盗の巣にした。」
47毎日、イエスは境内で教えておられた。祭司長、律法学者、民の指導者たちは、イエスを殺そうと謀ったが、 48どうすることもできなかった。民衆が皆、夢中になってイエスの話に聞き入っていたからである。

奉納祈願

拝領祈願

祈る花:Inoruhana
祈る花:Inoruhana

🌸 分かち合い

 かつて、聖地で聖書の勉強をしていた頃、クリスマス前にエルサレムの市街を歩いていると、馬小屋のような飾りをつけている家が並んでいることに気づき、一瞬、ユダヤ人もクリスマスをお祝いするのだと思ったが、実は、ハヌカー(神殿奉献祭)の準備だとわかった。
 今日の第一朗読で読まれたように、イエスの誕生160年ほど前、イスラエルの地は、シリアの支配下におかれ、神殿にはギリシャの神々の像が林立していた。マカバイ記に記されているように、イエスラエルは厳しい迫害の末、神殿を異教の汚れから浄め、先祖から守ってきた唯一の神を礼拝する家として再興することに成功し、その記念として、クリスマスに近い時期に、ハヌカーの祭りとして祝っていた。
 イエスは、あたかも、このマカバイ一族の、真の神への熱情を再現するかのように、神殿に入るや、犠牲に供する動物を売り買いする人々を、荒々しく追放された。マカバイ時代のような異教からの浄めではなく、真心の伴わない形式的な礼拝に終止符を打つため、そして、人の手で造られた神殿に代わる、イエス自身の体という新しい神殿を打ち立てるため、まずご自身のすべてを父なる神にささげようとなさった。イエスは預言者イザヤの言葉を引用して、「わたしの家は、祈りの家でなければならない」、さらには、預言者エレミヤの言葉を借りて「あなたたちはそれを強盗の巣にした」と厳しく戒められた。果たして、わたしたちにとっての教会は、祈りをするにふさわしい場と言えるだろうか、聖霊の神殿と言われるわたしたち自身、それにふさわしい生き方をしているだろうか。振り返る恵みを祈ろう。(S.T.)

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御言葉の典礼を読み続く🌸

聖書の本文は日本聖書協会発行の「新共同訳聖書」を使用しております。
どうぞよろしくお願い致します。

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