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教皇の意向:希望の巡礼者 (12月)

年間第三十一月曜日(11/6)

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その人たちはお返しができないから、あなたは幸いだ。

ルカ14:14
集会祈願

🌸 第一朗読 (ローマ11・29-36)

 29神の賜物と招きとは取り消されないものなのです。 30あなたがたは、かつては神に不従順でしたが、今は彼らの不従順によって憐れみを受けています。 31それと同じように、彼らも、今はあなたがたが受けた憐れみによって不従順になっていますが、それは、彼ら自身も今憐れみを受けるためなのです。 32神はすべての人を不従順の状態に閉じ込められましたが、それは、すべての人を憐れむためだったのです。
 33ああ、神の富と知恵と知識のなんと深いことか。だれが、神の定めを究め尽くし、神の道を理解し尽くせよう。
 34「いったいだれが主の心を知っていたであろうか。
 だれが主の相談相手であっただろうか。
 35だれがまず主に与えて、
 その報いを受けるであろうか。」
 36すべてのものは、神から出て、神によって保たれ、神に向かっているのです。栄光が神に永遠にありますように、アーメン。

🌸 答唱詩編 詩編 典

アレルヤ唱 典

🌸 福音朗読 (ルカ14・12-14)

ルカによる福音

 12また、イエスは招いてくれた人にも言われた。「昼食や夕食の会を催すときには、友人も、兄弟も、親類も、近所の金持ちも呼んではならない。その人たちも、あなたを招いてお返しをするかも知れないからである。 13宴会を催すときには、むしろ、貧しい人、体の不自由な人、足の不自由な人、目の見えない人を招きなさい。 14そうすれば、その人たちはお返しができないから、あなたは幸いだ。正しい者たちが復活するとき、あなたは報われる。」

奉納祈願

拝領祈願

祈る花:Inoruhana

🌸 分かち合い

 宴会に関連する話が続く。聖書の中で、宴会は神が催される神の国での宴のたとえ。貧しい人には、宴会等縁がないかもしれないが、当時の社会で宴会があちこちで催されていたことは知っていただろう。イエスは、宴会には、友人、兄弟、親類、近所の金持ち等、だれもが、招待するような人は呼ぶな、と言われる。むしろ、「貧しい人、からだの不自由な人、足の不自由な人、目の見えない人を招きなさい」と。
 こんな言葉を聞いて、当時の人々も驚いたに違いない。冗談じゃない、それでは、宴会はぶちこわしになるではないか、と。喜びを分かち合うためには、まずは、気心の知れた仲間を第一に考えるだろう。
 イエスは、単なる宴会の作法を教えているのではなく、むしろ、神の国のことを言っておられる。神の国には、思いがけない人たちが呼ばれている。人間的に見れば、いろいろハンディを負った人、社会では忘れられ、のけ者にされ、無視される、そんな人、自分からは何も貢献することがない、人に迷惑ばかりかけ、敬遠される、そんな人が呼ばれていて、皆幸せな顔をしていたら、何を感じるだろうか。
 あなたも、そんな宴会に呼ばれている。それなら、あなたも、そのような人を喜んで招く人にならなければ、決して、幸せになれない、そんなことを言っておられるのではないか。(S.T.)

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御言葉の典礼を読み続く🌸

聖書の本文は日本聖書協会発行の「新共同訳聖書」を使用しております。
どうぞよろしくお願い致します。

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