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教皇の意向:子を失った親 (11月)

受難の水曜日(3/27)

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わたしの時が近づいた

マタイ26:18
集会祈願

🌸 第一朗読 (イザヤ50.4-9a)

4主なる神は、弟子としての舌をわたしに与え
疲れた人を励ますように
言葉を呼び覚ましてくださる。
朝ごとにわたしの耳を呼び覚まし
弟子として聞き従うようにしてくださる。
5主なる神はわたしの耳を開かれた。
わたしは逆らわず、退かなかった。
6打とうとする者には背中をまかせ
ひげを抜こうとする者には頬をまかせた。
顔を隠さずに、嘲りと唾を受けた。
7主なる神が助けてくださるから
わたしはそれを嘲りとは思わない。
わたしは顔を硬い石のようにする。
わたしは知っている
わたしが辱められることはない、と。
8わたしの正しさを認める方は近くいます。
誰がわたしと共に争ってくれるのか
われわれは共に立とう。
誰がわたしを訴えるのか
わたしに向かって来るがよい。
9見よ、主なる神が助けてくださる。
誰がわたしを罪に定めえよう。

🌸 答唱詩編 詩編69 典115 ④⑤

詠唱 ア523 ④

🌸 福音朗読 (マタイ26.14-25)

マタイによる福音

 14そのとき、十二人の一人で、イスカリオテのユダという者が、祭司長たちのところへ行き、 15「あの男をあなたたちに引き渡せば、幾らくれますか」と言った。そこで、彼らは銀貨三十枚を支払うことにした。 16そのときから、ユダはイエスを引き渡そうと、良い機会をねらっていた。
 17除酵祭の第一日に、弟子たちがイエスのところに来て、「どこに、過越の食事をなさる用意をいたしましょうか」と言った。 18イエスは言われた。「都のあの人のところに行ってこう言いなさい。『先生が、「わたしの時が近づいた。お宅で弟子たちと一緒に過越の食事をする」と言っています。』」 19弟子たちは、イエスに命じられたとおりにして、過越の食事を準備した。 20夕方になると、イエスは十二人と一緒に食事の席に着かれた。 21一同が食事をしているとき、イエスは言われた。「はっきり言っておくが、あなたがたのうちの一人がわたしを裏切ろうとしている。」 22弟子たちは非常に心を痛めて、「主よ、まさかわたしのことでは」と代わる代わる言い始めた。 23イエスはお答えになった。「わたしと一緒に手で鉢に食べ物を浸した者が、わたしを裏切る。 24人の子は、聖書に書いてあるとおりに、去って行く。だが、人の子を裏切るその者は不幸だ。生まれなかった方が、その者のためによかった。」 25イエスを裏切ろうとしていたユダが口をはさんで、「先生、まさかわたしのことでは」と言うと、イエスは言われた。「それはあなたの言ったことだ。」

奉納祈願

拝領祈願

祈る花:Inoruhana
祈る花:Inoruhana

🌸 分かち合い

 聖マタイの受難の物語では、ユダは主イエスを「ラビ」とだけ呼び、「主」とは呼んでいません(マタイ26:25、マタイ26:49も参照)。他の弟子たちは皆、主イエスを「主」と呼んでいました(マタイ26:22)。主イエスを「ラビ」、つまり「先生」と呼ぶことは(ヨハネ1:38参照)、ユダがすでに主イエスを自分の主であり師であると認めることをやめていた証拠となります。人は二人の主人を持つことはできないので(マタイ6:24)、ユダは今や別の主人を持ちました。これはいったいどんな主人でしょう。

 ユダはあまりにもスムーズに主イエスを裏切ったので、他の11人の使徒たちでさえ、ユダを疑うことさえしませんでした。他の弟子たちは誰も、「主よ、ユダでしょうか?」と言いませんでした。その代わり、彼らは皆、自分が主イエスを裏切るかどうかを主イエスに尋ねたのです。ユダは自分の裏切りを親しい仲間に隠すことに成功しましたが、主はそれとは違うことを知っておられました。

 「もしイエスがすべての主でないなら、あなたの人生においてイエスはまったく主でない」といった神父がいました。私たちの人生の中で、まだ主イエスに従うべき領域があれば、それを示してもらうよう主イエスにお願いしましょう。私たちのすべてを主イエスに捧げ、主イエスを私たちの主とすることできますように。

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御言葉の典礼を読み続く🌸

聖書の本文は日本聖書協会発行の「新共同訳聖書」を使用しております。
どうぞよろしくお願い致します。

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