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教皇の意向:子を失った親 (11月)

年間第十四水曜日(7/6)

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行って、『天の国は近づいた』と宣べ伝えなさい

マタイ10:7
集会祈願

🌸 第一朗読 (ホセア10:1-3、7-8、12)

ホセアの預言

イスラエルは伸びほうだいのぶどうの木。
実もそれに等しい。
実を結ぶにつれて、祭壇を増し
国が豊かになるにつれて、聖なる柱を飾り立てた。
2彼らの偽る心は、今や罰せられる。
主は彼らの祭壇を打ち砕き
聖なる柱を倒される。

7サマリアは滅ぼされ
王は水に浮かぶ泡のようになる。
8アベンの聖なる高台
このイスラエルの罪は破壊され
茨とあざみがその祭壇の周りに生い茂る。
そのとき、彼らは山に向かい
「我々を覆い隠せ」
丘に向かっては
「我々の上に崩れ落ちよ」と叫ぶ。

12恵みの業をもたらす種を蒔け
愛の実りを刈り入れよ。
新しい土地を耕せ。
主を求める時が来た。
ついに主が訪れて
恵みの雨を注いでくださるように。

🌸 答唱詩編 詩編105 典94②③

アレルヤ唱 典268③

🌸 福音朗読 (マタイ10:1-7)

マタイによる福音

 〔その時、〕イエスは十二人の弟子を呼び寄せ、汚れた霊に対する権能をお授けになった。汚れた霊を追い出し、あらゆる病気や患いをいやすためであった。 2十二使徒の名は次のとおりである。まずペトロと呼ばれるシモンとその兄弟アンデレ、ゼベダイの子ヤコブとその兄弟ヨハネ、 3フィリポとバルトロマイ、トマスと徴税人のマタイ、アルファイの子ヤコブとタダイ、 4熱心党のシモン、それにイエスを裏切ったイスカリオテのユダである。
 5イエスはこの十二人を派遣するにあたり、次のように命じられた。「異邦人の道に行ってはならない。また、サマリア人の町に入ってはならない。 6むしろ、イスラエルの家の失われた羊のところへ行きなさい。 7行って、『天の国は近づいた』と宣べ伝えなさい。

奉納祈願

拝領祈願

祈る花:Inoruhana
祈る花:Inoruhana

🌸 分かち合い

 今日の福音は主イエスが十二人の使徒を選び、そして彼らを派遣するという出来事について述べています。

 まず、十二人の使徒たちはそれぞれの異なる背景や人格などを持っています。ペトロ、アンデレ、ヤコブ、ヨハネは漁師でした。マタイは徴税人で、シモンは熱心党のメンバー、また色んな他の人と紹介されています。最後にユダ・イスカリオテについては「イエスを裏切った者」として紹介されています。

 彼らの共通点よりも違いのほうが強調されているようです。徴税人は、ローマの手先となって働いた職業です。熱心党の人は国粋主義者で、支配国ローマを憎み、その支配からの解放を願っていたグループです。熱心党の人にとって徴税人は裏切り者でした。漁師たちは政治的な事柄と全く関わりのない人たちでしょう。そういう人たちが主イエスの名のもとに集められ、使徒として任命されました。身分や過去はどうあれ、主イエスにあって私たちは新しく生まれ変わった者となり、一つの共同体となり、兄弟姉妹となっていることを覚えたいと思います。

 使徒を呼びかけた次に、主イエスは、異邦人やサマリア人のところではなく、イスラエル人の失われた羊のところに行きなさいと言われます。これは、異邦人やサマリア人を気に留めていない、ということではありません。

 でも、なぜ主イエスがそのようなことを言われたかと言いますと、皆さんがご存知の通り、このマタイ福音はユダヤ人に向けて書かれた福音だから、まずこの選ばれた民に、近い人に先に「天の国が近づいた」という良いお知らせを宣べ伝える必要があるということになったのです。

 それで、使徒たちにイスラエル人に御国を伝えることを命じられたように、私たちが私たちと接点を持つことのできる人々、例えば家族の人々、一緒に働いている仲間を大事にして、まず、彼らに良いお知らせを宣べ伝えようと主イエスはまねておられます。一人ひとりはそれぞれの異なる特徴を持っていますが、主イエスの名に集められて、その相違を乗り越えること、また同時に、お互いに赦し合い、愛し合い、よい共同体やよい社会を築いていくことができますように、祈りたいと思います。

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御言葉の典礼を読み続く🌸

聖書の本文は日本聖書協会発行の「新共同訳聖書」を使用しております。
どうぞよろしくお願い致します。

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