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教皇の意向:子を失った親 (11月)

年間第二十二木曜日(9/7)

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お言葉ですから、網を降ろしてみましょう

ルカ5:5
集会祈願

🌸 第一朗読 (コロサイ1.9-14)

 9〔皆さん、〕そのことを聞いたときから、わたしたちは、絶えずあなたがたのために祈り、願っています。どうか、“霊”によるあらゆる知恵と理解によって、神の御心を十分悟り、 10すべての点で主に喜ばれるように主に従って歩み、あらゆる善い業を行って実を結び、神をますます深く知るように。 11そして、神の栄光の力に従い、あらゆる力によって強められ、どんなことも根気強く耐え忍ぶように。喜びをもって、 12光の中にある聖なる者たちの相続分に、あなたがたがあずかれるようにしてくださった御父に感謝するように。 13御父は、わたしたちを闇の力から救い出して、その愛する御子の支配下に移してくださいました。 14わたしたちは、この御子によって、贖い、すなわち罪の赦しを得ているのです。

🌸 答唱詩編 詩編98 典149 ②③

アレルヤ唱 典268 ⑪

🌸 福音朗読 (ルカ5.1-11)

ルカによる福音

 1〔そのとき、〕イエスがゲネサレト湖畔に立っておられると、神の言葉を聞こうとして、群衆がその周りに押し寄せて来た。 2イエスは、二そうの舟が岸にあるのを御覧になった。漁師たちは、舟から上がって網を洗っていた。 3そこでイエスは、そのうちの一そうであるシモンの持ち舟に乗り、岸から少し漕ぎ出すようにお頼みになった。そして、腰を下ろして舟から群衆に教え始められた。 4話し終わったとき、シモンに、「沖に漕ぎ出して網を降ろし、漁をしなさい」と言われた。 5シモンは、「先生、わたしたちは、夜通し苦労しましたが、何もとれませんでした。しかし、お言葉ですから、網を降ろしてみましょう」と答えた。 6そして、漁師たちがそのとおりにすると、おびただしい魚がかかり、網が破れそうになった。 7そこで、もう一そうの舟にいる仲間に合図して、来て手を貸してくれるように頼んだ。彼らは来て、二そうの舟を魚でいっぱいにしたので、舟は沈みそうになった。 8これを見たシモン・ペトロは、イエスの足もとにひれ伏して、「主よ、わたしから離れてください。わたしは罪深い者なのです」と言った。 9とれた魚にシモンも一緒にいた者も皆驚いたからである。 10シモンの仲間、ゼベダイの子のヤコブもヨハネも同様だった。すると、イエスはシモンに言われた。「恐れることはない。今から後、あなたは人間をとる漁師になる。」 11そこで、彼らは舟を陸に引き上げ、すべてを捨ててイエスに従った。

奉納祈願

拝領祈願

祈る花:Inoruhana
祈る花:Inoruhana

🌸 分かち合い

 弟子たちがイエスの招きに応えて、彼に従ってゆく場面は、どの福音にも記されているが、細部になると微妙に違う。マルコやマタイは、イエスに出会った弟子が、イエスから声をかけられて、直ちに従ったように記されているが、ルカは、弟子たちが不思議な大漁を経験し、イエスの人間を超えた大いなる力を実感したことを強調している。 
 大の男が、一声かけられただけで従っていったとはなかなか考えにくく、ルカの方がよほど受け入れやすい。ルカは記す、「先生、わたしたちは夜通し苦労しましたが、何も取れませんでした」と。漁にかけてはプロの弟子たちは、その日は無理だと判断したであろうが、「お言葉ですから、網を降ろしてみましょう」と答え、網を降ろすと夥しい魚がかかったという。すでに神の大きな力、導きが働いていたのだろうか。それを受け入れる素地が彼らにあったのだろうか。
 たしかに、彼らは、その不思議な漁の体験の中に、神の働きを感じたに違いない。神を感じる時、人間は自らの弱さ、罪深さを意識させられ、恐れに捉われることは旧約聖書がよく記すところである。
 イエスは言われる、「恐れることはない。今から後、あなたは人間を取る漁師になる」と。神との何らかの出会いを経験したものは、思いがけない使命をいただくものではないか。(S.T.)

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御言葉の典礼を読み続く🌸

聖書の本文は日本聖書協会発行の「新共同訳聖書」を使用しております。
どうぞよろしくお願い致します。

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