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教皇の意向:子を失った親 (11月)

年間第二十三木曜日(9/9)

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人を裁くな。

ルカ6:37
集会祈願

🌸 第一朗読 (コロサイ3.12-17)

 12〔皆さん、〕あなたがたは神に選ばれ、聖なる者とされ、愛されているのですから、憐れみの心、慈愛、謙遜、柔和、寛容を身に着けなさい。 13互いに忍び合い、責めるべきことがあっても、赦し合いなさい。主があなたがたを赦してくださったように、あなたがたも同じようにしなさい。 14これらすべてに加えて、愛を身に着けなさい。愛は、すべてを完成させるきずなです。 15また、キリストの平和があなたがたの心を支配するようにしなさい。この平和にあずからせるために、あなたがたは招かれて一つの体とされたのです。いつも感謝していなさい。 16キリストの言葉があなたがたの内に豊かに宿るようにしなさい。知恵を尽くして互いに教え、諭し合い、詩編と賛歌と霊的な歌により、感謝して心から神をほめたたえなさい。 17そして、何を話すにせよ、行うにせよ、すべてを主イエスの名によって行い、イエスによって、父である神に感謝しなさい。

🌸 答唱詩編 詩編148 典20 ①⑦

アレルヤ唱 典270 55

🌸 福音朗読 (ルカ6.27-38)

ルカによる福音
 27〔そのとき、イエスは弟子たちに言われた。〕「わたしの言葉を聞いているあなたがたに言っておく。敵を愛し、あなたがたを憎む者に親切にしなさい。 28悪口を言う者に祝福を祈り、あなたがたを侮辱する者のために祈りなさい。 29あなたの頬を打つ者には、もう一方の頬をも向けなさい。上着を奪い取る者には、下着をも拒んではならない。 30求める者には、だれにでも与えなさい。あなたの持ち物を奪う者から取り返そうとしてはならない。 31人にしてもらいたいと思うことを、人にもしなさい。 32自分を愛してくれる人を愛したところで、あなたがたにどんな恵みがあろうか。罪人でも、愛してくれる人を愛している。 33また、自分によくしてくれる人に善いことをしたところで、どんな恵みがあろうか。罪人でも同じことをしている。 34返してもらうことを当てにして貸したところで、どんな恵みがあろうか。罪人さえ、同じものを返してもらおうとして、罪人に貸すのである。 35しかし、あなたがたは敵を愛しなさい。人に善いことをし、何も当てにしないで貸しなさい。そうすれば、たくさんの報いがあり、いと高き方の子となる。いと高き方は、恩を知らない者にも悪人にも、情け深いからである。 36あなたがたの父が憐れみ深いように、あなたがたも憐れみ深い者となりなさい。」
 37「人を裁くな。そうすれば、あなたがたも裁かれることがない。人を罪人だと決めるな。そうすれば、あなたがたも罪人だと決められることがない。赦しなさい。そうすれば、あなたがたも赦される。 38与えなさい。そうすれば、あなたがたにも与えられる。押し入れ、揺すり入れ、あふれるほどに量りをよくして、ふところに入れてもらえる。あなたがたは自分の量る秤で量り返されるからである。」

奉納祈願

拝領祈願

🌸 分かち合い

祈る花:Inoruhana
祈る花:Inoruhana

 「あなたがたの父が憐れみ深いように、あなたがたも憐れみ深いものとなりなさい」
 ルカ版の「山上の説教」のような言葉が続く。「敵を愛しなさい。侮辱する者のために祈りなさい。赦しなさい。人を裁くな。」。こうした言葉をはじめて聞いた人は、何を思うだろうか。冗談じゃない、そんなことできるわけがない。人間の世界は、まさに、その正反対だ。敵であれば戦い、価値がないと思えば、無視したり差別したりする。人に落ち度があれば断罪し、ひどい目にあわされたら、絶対に赦さない、それが人間の世界の暗黙のルールではないか。
 そのとおりである。イエスの教えは、単に、人間がそうすべきと言う、道徳的な命令ではない。人間が独力では、とても到底到達できない、高い理想を述べたものでもない。むしろ、最初に挙げた言葉、「あなたがたの父が憐れみ深いように、あなたがたも憐れみ深い者となりなさい」という勧めにつきる。
 イエスの教えは、一方的な命令ではなく、イエス自身が身をもって示し、実現した教えである。イエスの生きざまを見て、その並外れた愛を経験して、自分もその愛に入れていただくことではじめて実現が視野に入り、少しずつ近づくことができるようなものである。
 だれも、愛されなければ、愛することを知らないし、愛することもできない。しかし、神はすでにイエスにおいて、自らの愛を、あますところなく表わしてくださった。そこに、わたしたちに期待されたイエスの戒めの根拠がある。(S.T.)

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御言葉の典礼を読み続く🌸

聖書の本文は日本聖書協会発行の「新共同訳聖書」を使用しております。
どうぞよろしくお願い致します。

1 comments

  1. 日々、関わる人々との人間関係に疲れているところでした。
    今日の御言葉を読んで、「そうだった❗️」と改めてキリストの教えに励まされました。
    主が私の心の悩みに応えてくださったかのように感じました。
    人間の思いだけでは実行出来ませんが、聖霊様が私を助けてくださるように祈りたいと思います。

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