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教皇の意向:子を失った親 (11月)

年間第三十二月曜日(11/8)

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もしあなたがたにからし種一粒ほどの信仰があれば、

ルカ17:6
集会祈願

🌸 第一朗読 (知恵1.1-7)

1国を治める者たちよ、義を愛せよ、
善良な心で主を思い、
素直な心で主を求めよ。
2主を試すことをしない人は主を見いだし、
不信を抱かない人に主は御自身を示される。
3よこしまな考えは人を神から遠ざけ、
主の力は、試そうとする愚か者の罪深さを暴く。
4知恵は悪を行う魂には入らず、
罪のとりこになっている体には住み着かない。
5人を教え導く聖なる霊は、偽りを避け、
愚かな考えからは遠ざかり、
不正に出会えばそれを嫌う。
6知恵は人間を慈しむ霊である。
しかし、神を汚す者を赦さない。
神は人の思いを知り、
心を正しく見抜き、
人の言葉をすべて聞いておられる。
7主の霊は全地に満ち、
すべてをつかさどり、
あらゆる言葉を知っておられる。

🌸 答唱詩編 詩編139 典53 ①②

アレルヤ唱 典271 ⑳

🌸 福音朗読 (ルカ17.1-6)

ルカによる福音
 

 1〔そのとき、〕イエスは弟子たちに言われた。「つまずきは避けられない。だが、それをもたらす者は不幸である。 2そのような者は、これらの小さい者の一人をつまずかせるよりも、首にひき臼を懸けられて、海に投げ込まれてしまう方がましである。 3あなたがたも気をつけなさい。もし兄弟が罪を犯したら、戒めなさい。そして、悔い改めれば、赦してやりなさい。 4一日に七回あなたに対して罪を犯しても、七回、『悔い改めます』と言ってあなたのところに来るなら、赦してやりなさい。」
5使徒たちが、「わたしどもの信仰を増してください」と言ったとき、 6主は言われた。「もしあなたがたにからし種一粒ほどの信仰があれば、この桑の木に、『抜け出して海に根を下ろせ』と言っても、言うことを聞くであろう。

奉納祈願

拝領祈願

祈る花:Inoruhana
祈る花:Inoruhana

🌸 分かち合い

 イエスは弟子たちに言われる、「罪を犯した兄弟が悔い改めれば、赦してやりなさい」。「一日に七回あなたに対して罪を犯しても、七回、『悔い改めます』と言ってあなたのところに来るなら、赦してやりなさい」。マタイでは、ペトロが「何回赦すべきですか」、と問うたとき、イエスは「七の七十倍まで赦しなさい」と答えた。人間的には、考えられないこと。なぜ、そこまで赦すことが出来るのか。

 「ゆるし」は本来、神のなすことで、人間は、赦すことのできない存在である。それは、ゆるしが、その行為に対してではなく、行為する人間に向けられたものだからではないか。ゆるしは、神の限りない愛から出るもので、人間はその愛にあずかる限りにおいて、相手を赦すことができるのだ。信じられないほどの被害を受けた人が、「わたしは一生赦すことが出来ない」ということが繰り返し聞かれる。人間的には理解できるが、それでは、初めから、神の愛を拒んでいることにならないか。

 「信仰を増してください」と使徒が願う。はたして、信仰の多い少ない、信仰の多寡というものはあるのだろうか。あるのは、むしろ、信じるか、信じないか、あるかないかの問題ではないか。どんなに小さい、と思われても、真実の信頼・信仰―神の絶大な力、知恵・愛に対する信があるなら、それは、何事をも可能にする神の力が働く場を提供することであり、神に自らの自由を委ねることなのである。(S.T.)

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御言葉の典礼を読み続く🌸

聖書の本文は日本聖書協会発行の「新共同訳聖書」を使用しております。
どうぞよろしくお願い致します。

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