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教皇の意向:希望の巡礼者 (12月)

四旬節第一金曜日(23/2)

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まず行って兄弟と仲直りをし、

マタイ5:24
集会祈願

🌸 第一朗読 (エゼキエル18.21-28)

エゼキエルの預言

 21〔主は言われる。〕悪人であっても、もし犯したすべての過ちから離れて、わたしの掟をことごとく守り、正義と恵みの業を行うなら、必ず生きる。死ぬことはない。 22彼の行ったすべての背きは思い起こされることなく、行った正義のゆえに生きる。 23わたしは悪人の死を喜ぶだろうか、と主なる神は言われる。彼がその道から立ち帰ることによって、生きることを喜ばないだろうか。
 24しかし、正しい人でも、その正しさから離れて不正を行い、悪人がするようなすべての忌まわしい事を行うなら、彼は生きることができようか。彼の行ったすべての正義は思い起こされることなく、彼の背信の行為と犯した過ちのゆえに彼は死ぬ。
 25それなのにお前たちは、『主の道は正しくない』と言う。聞け、イスラエルの家よ。わたしの道が正しくないのか。正しくないのは、お前たちの道ではないのか。 26正しい人がその正しさから離れて不正を行い、そのゆえに死ぬなら、それは彼が行った不正のゆえに死ぬのである。 27しかし、悪人が自分の行った悪から離れて正義と恵みの業を行うなら、彼は自分の命を救うことができる。 28彼は悔い改めて、自分の行ったすべての背きから離れたのだから、必ず生きる。死ぬことはない。

🌸 答唱詩編 詩編130 典117 ①②

アレルヤ唱 典263 ②

🌸 福音朗読 (マタイ5.20-26)

マタイによる福音

 20〔そのとき、イエスは弟子たちに言われた。〕言っておくが、あなたがたの義が律法学者やファリサイ派の人々の義にまさっていなければ、あなたがたは決して天の国に入ることができない。」
 21「あなたがたも聞いているとおり、昔の人は『殺すな。人を殺した者は裁きを受ける』と命じられている。 22しかし、わたしは言っておく。兄弟に腹を立てる者はだれでも裁きを受ける。兄弟に『ばか』と言う者は、最高法院に引き渡され、『愚か者』と言う者は、火の地獄に投げ込まれる。 23だから、あなたが祭壇に供え物を献げようとし、兄弟が自分に反感を持っているのをそこで思い出したなら、 24その供え物を祭壇の前に置き、まず行って兄弟と仲直りをし、それから帰って来て、供え物を献げなさい。 25あなたを訴える人と一緒に道を行く場合、途中で早く和解しなさい。さもないと、その人はあなたを裁判官に引き渡し、裁判官は下役に引き渡し、あなたは牢に投げ込まれるにちがいない。 26はっきり言っておく。最後の一クァドランスを返すまで、決してそこから出ることはできない。」

奉納祈願

拝領祈願

祈る花:Inoruhana
祈る花:Inoruhana

🌸 分かち合い

 「殺すな」という掟は、神からいただいたいのちを損なうことを禁止する掟です。わたしたちが生きるこの世界は、このいのちにあふれています。いのちは、生きようとする力に満ちており、神は、いのちあるものが生きることを望んでおられます。人間は生きるために、他のいのちからいのちをいただかなければなりません。しかし、「神の似姿」として造られた人間のいのちを損なうことを神は禁止されたのです。
 残念ながら、人間は他人のいのちを、意識的に、また、無意識のうちに損なう行いを重ねてきました。暴力、弾圧、虐待、戦争、環境破壊等、昔のことでなく、現代も、しかも、全世界的にいのちを脅かす行為が後を絶ちません。他人のいのちを奪うことは、他人だけでなく、自分自身、さらには、人間そのものの尊厳を損なう重大な犯罪であることを、イエスは意識されたのでしょう。
 そこでイエスは言われます、「兄弟に腹を立てる者」、「ばかと言う者」、「愚か者と言う者」に対して、厳しい裁きが降ることを予告されます。
 兄弟に対する侮辱、軽蔑、憎しみ、そして、無関心、それは兄弟のいのちを損なうことであり、相手のいのちを傷つけ、脅かし、挙句に死に至らせるものであると警告されます。兄弟とよい関係をもつこと、相手を敬い、自分との違いを受け入れ、相手の咎を赦すこと、つまり、兄弟を愛することによって人ははじめて相手を生かし、自分も生かされることであると説かれるのです。(S.T.)

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御言葉の典礼を読み続く🌸

聖書の本文は日本聖書協会発行の「新共同訳聖書」を使用しております。
どうぞよろしくお願い致します。

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