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教皇の意向:子を失った親 (11月)

主の公現後1月4日(火)

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イエスは大勢の群衆を見て、深く憐れみ、

マルコ6:34
集会祈願

🌸 第一朗読 (1ヨハネ4:7-10)

使徒ヨハネの手紙

 7愛する者たち、互いに愛し合いましょう。愛は神から出るもので、愛する者は皆、神から生まれ、神を知っているからです。 8愛することのない者は神を知りません。神は愛だからです。 9神は、独り子を世にお遣わしになりました。その方によって、わたしたちが生きるようになるためです。ここに、神の愛がわたしたちの内に示されました。 10わたしたちが神を愛したのではなく、神がわたしたちを愛して、わたしたちの罪を償ういけにえとして、御子をお遣わしになりました。ここに愛があります。

🌸 答唱詩編 詩編 典

アレルヤ唱 典

🌸 福音朗読 (マルコ6:34-44)

マルコによる福音

 〔そのとき、イエスは〕大勢の群衆を見て、飼い主のいない羊のような有様を深く憐れみ、いろいろと教え始められた。 35そのうち、時もだいぶたったので、弟子たちがイエスのそばに来て言った。「ここは人里離れた所で、時間もだいぶたちました。 36人々を解散させてください。そうすれば、自分で周りの里や村へ、何か食べる物を買いに行くでしょう。」 37これに対してイエスは、「あなたがたが彼らに食べ物を与えなさい」とお答えになった。弟子たちは、「わたしたちが二百デナリオンものパンを買って来て、みんなに食べさせるのですか」と言った。 38イエスは言われた。「パンは幾つあるのか。見て来なさい。」弟子たちは確かめて来て、言った。「五つあります。それに魚が二匹です。」 39そこで、イエスは弟子たちに、皆を組に分けて、青草の上に座らせるようにお命じになった。 40人々は、百人、五十人ずつまとまって腰を下ろした。 41イエスは五つのパンと二匹の魚を取り、天を仰いで賛美の祈りを唱え、パンを裂いて、弟子たちに渡しては配らせ、二匹の魚も皆に分配された。 42すべての人が食べて満腹した。 43そして、パンの屑と魚の残りを集めると、十二の籠にいっぱいになった。 44パンを食べた人は男が五千人であった。

奉納祈願

拝領祈願

祈る花:Inoruhana
祈る花:Inoruhana

🌸 分かち合い

 正月三が日が終わり、仕事を始められる方も多い時期、教会は、まだ、降誕節の後半を過ごしている。そんな時に、よりによってパンの増加の出来事が読まれるのはなぜだろうか。
 これは、イエスが人々の中で活動を始めてしばらくしての出来事だが、教会は、これをも、公現の一つとしてとらえている。僅かなパンをもって大群衆を満腹させたということは、まさに、神ならではのことで、その業を通してご自身をあらわにされたのだ。あのベトレヘムの貧しい馬屋で生まれた幼児イエスが、神の子であることを、この出来事を通して思い出させていると言えるのではないか。
 神そのものである方が、限りある人間の現実の中に身を置き、その一員として生きられたということ、そして、人々の間でわたしたちとまったく同様に生きた方が、神からこれらた方であるということ、この二つを合わせて受け止めることにキリスト教信仰の根本がある。
 しかし、人間の弱さは、あのベトレヘムでの貧しい誕生を、わたしたちの生の現実とはどこかかけ離れた、美しい過去の物語として思い起こし、時が過ぎれば、馬小屋を片付けるように、どこかにしまって、ご用済みにしてしまっていないだろうか。そんな、わたしたちの信仰を呼び覚ますためにも、今日の福音は、深い意味をもっている。あのように生まれ、あのように生きられた方が、今も、わたしたちの中におられ、思いもよらない方法で閉ざされた行く手に道を開いてくださる方であることを心に刻もう。(S.T.)

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御言葉の典礼を読み続く🌸

聖書の本文は日本聖書協会発行の「新共同訳聖書」を使用しております。
どうぞよろしくお願い致します。

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