祈祷の使徒
🌸「祈る花」🌸へようこそ
2024年11月22日金曜日
毎日のみ言葉と教皇の意向に合わせて、一緒に祈り、祈祷の使徒になるために、主イエスとともに生きましょう[1]
🌸 父と子と聖霊のみ名によって。アーメン。 🌸
朝イエスと共に
神の家
「イエスは神殿に入り、商人たちを追い出し、彼らに言われた。『わたしの家は祈りの家と呼ばれるべきである。』ところが、あなたがたはそれを強盗の巣にしてしまった。」(ルカによる福音書19:45-48)。
イエスは、あなたを神の家、つまり神との出会いの場に招き入れ、その価値を回復させようとしています。 イエスはあなたの人生に宿り、あなたを交わりへと招き入れ、あなたの教師となり、神の言葉と神の命を理解できるよう助けてくださいます。 イエスはあなたを祈りと対話へと招き入れ、強欲さから遠ざけてくださいます。
今日、あらゆる空間を、あなたと主のための家、つまり神と兄弟姉妹との出会いの場として生きるよう努めましょう。
捧げの祈りを通して、今日一日を神に委ねましょう。
EYMイタリアチーム
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日中イエスと共に
堅固な家
「信仰がなければすべてが崩れ去ります。祈りがなければ信仰は消え失せてしまいます。信仰と祈り、この二つが一体とならねばなりません。他に道はありません。だからこそ、交わりの家であり学び舎である教会は、信仰と祈りの家、その学び舎なのです。」(教皇フランシスコ)
教会は神の家であり、教会の肢体であるあなたも、創造主であり救い主である神との出会いの場となります。あなたの命と存在は、復活した神との出会いのための生きた場と変容されます。主を自分自身の外側や特定の物理的な場所で探す必要はなく、自分がどこにいようとも、自分がくつろげる愛の関係のうちに見出すことができることに気づくでしょう。
教皇の意向に沿って、毎月の祈りを捧げましょう。
EYMイタリアチーム
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夜イエスと共に
自由な心
この日を神に感謝しましょう。神はあなたの心に住んでおられ、いつでもそこで神と出会い、語り、その愛を受け入れ、あなたの命を神に捧げることができるのです。これを知っていることに感謝しましょう。
時折、心が富で満たされ、すべてが神からの賜物であることを忘れてしまうことを認め、神の赦しを求めましょう。すべては神と他者をより愛するためにあることをわきまえ、所有への欲望は、自分のことばかりに目を向けさせてしまうことを認めましょう。
神をさらに愛し、より良く愛する自由な心を求めて、主の御助けを祈りましょう。
天におられるわたしたちの父よ…。
EYMイタリアチーム
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[1] 教皇による意向のために毎日3回祈る取り組みとして「祈祷の使徒」(現在名:PWPNすなわち教皇による祈りの世界ネットワーク)本部では2016年より “Click to Pray“(祈りのクリック)が始まりました。すなわち、日々のみ言葉と教皇による毎月の意向に合わせて、毎日、朝と日中と夕に祈る取り組みです。
日本語翻訳ティームより
毎日のみ言葉を味わう
年間第三十三金曜日(11/22)
『わたしの家は、祈りの家でなければならない。』
集会祈願
🌸 第一朗読 (黙示録10:8-11)
ヨハネの黙示
8天から聞こえたあの声が、再びわたしに語りかけて、こう言った。「さあ行って、海と地の上に立っている天使の手にある、開かれた巻物を受け取れ。」 9そこで、天使のところへ行き、「その小さな巻物をください」と言った。すると、天使はわたしに言った。「受け取って、食べてしまえ。それは、あなたの腹には苦いが、口には蜜のように甘い。」 10わたしは、その小さな巻物を天使の手から受け取って、食べてしまった。それは、口には蜜のように甘かったが、食べると、わたしの腹は苦くなった。 11すると、わたしにこう語りかける声が聞こえた。「あなたは、多くの民族、国民、言葉の違う民、また、王たちについて、再び預言しなければならない。」
🌸 答唱詩編 詩編119 典125 ①②
答:主よ、あなたは永遠のいのちのことば。
神よ、あなたはわたしのすべて。
あなたのことばをわたしは守る。
あなたの教えはすばらしい、
すべての金銀にまさる。【答】
あなたのさとしはとこしえにわたしの宝、
わたしの心の喜び。
わたしにいつくしみを現し、
おきてを授けてください。【答】
アレルヤ唱 典272 ㉖
アレルヤ、アレルヤ。羊はわたしの声を聞き分け、わたしもその羊を知り、羊はわたしに従う。アレルヤ、アレルヤ。
🌸 福音朗読 (ルカ19:45-48)
ルカによる福音
45〔そのとき、〕イエスは神殿の境内に入り、そこで商売をしていた人々を追い出し始めて、 46彼らに言われた。「こう書いてある。
『わたしの家は、祈りの家でなければならない。』
ところが、あなたたちはそれを強盗の巣にした。」
47毎日、イエスは境内で教えておられた。祭司長、律法学者、民の指導者たちは、イエスを殺そうと謀ったが、 48どうすることもできなかった。民衆が皆、夢中になってイエスの話に聞き入っていたからである。
奉納祈願
拝領祈願
🌸 分かち合い
いよいよイエスが神殿に入る場面。かつて、少年イエスが留まった「父の家」、ヤコブが「神の家」と呼び、いま、イエスが預言者の言葉を借りて「わたしの家」、「祈りの家」と呼ばれる神殿。
列王記が記すように、かつて、ダビデ王に建設の望みを抱かせ、息子ソロモンが莫大な資産を投じて建設した神殿。そこは神が「自らの名を置き」、そこに向かって祈る人々の願いを聞き届けると約束された神殿。
しかし、預言者エレミヤが、イスラエルの民の不忠実ゆえに神殿の滅びを警告、預言したように、ソロモンの築いた神殿は、強国バビロニアの手によって一度滅ぼされた。そして、今、イエスの時代に、ヘロデ大王によって再建修復された神殿が、ローマによって滅ぼされそうになっているとき、イエスは、預言者の言葉を思い起こさせて言われる、「わたしの家は、祈りの家でなければならない。ところが、あなたたちはそれを強盗の巣にした、」と。
古いエルサレム神殿に代わる、新しい神殿として、復活されたイエスの霊が宿る教会に、わたしたちは集められている。しかし、イエスは、同じ警告を教会にも向けられているのではないか。はたして、「あなたがたの家は祈りの家だろうか」と。(S.T.)
🌸 AD MAJOREM DEI GLORIAM 🌸